7ヶ月前から左の腕と肩が痛くなった。2ヶ月して病院で診てもらったら五十肩と診断され、「自分で治せ」と言われて何の治療もしてもらえなかったと言って治療に見えました。
製造の仕事で腕は酷使している方でした。腕を上げると「前習い」より少し上ぐらいで止まり(125°)後ろは手が腰までしか届かず、ブラジャーを着けるのが大変でした。夜寝てての痛みが少なかったので炎症は治りつつあり、肩関節の後ろ側の癒着が腕の上がりを邪魔しているようでした。
突っ張っている組織をほぐしながら治療を進め、治療開始5週目で腕が170°まで上がるようになり、3ヶ月で手が反対側の肩甲骨に届くようになりました。
五十肩は炎症が強い時期と、炎症が治った後関節廻りの組織が癒着して動かなくなる時期に分かれます。この方は炎症が治りつつある時期に来院されたので、癒着を剥がして腕の上がりを良くする積極的な治療が功を奏しました。
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50代 女性
1ヶ月前にコロナに感染してからペペロンチーノがゴムのように感じ、苦みが強く感じコーヒーが飲めない、塩味を強く感じ出汁の味が分からないので料理をするのに困っている。甘みは分かるので、アイスや果物は美味しいと感じる。
煙草や猫のトイレの臭いが分からないので掃除は楽で、嫌いな牛乳も平気で飲める。コロナにかかる前の3割ぐらいしか味覚も嗅覚を感じなくなった。鍼で何とかなりませんかと相談されました。
コロナ感染後の味覚嗅覚障害に鍼が即効することがあると学会などで報告されていたので、初めてのケースでしたが治療をお引き受けし、小鼻の脇にある迎香(げいこう)と額にある上星(じょうせい)と言うツボに鍼をして、頸肩、腰背部に浅めの鍼と、うなじと風門(ふうもん)にお灸をすえました。
ご本人の感想では、頭に鍼をしたら舌に苦みを感じ、その後お灸とタオルの洗剤の匂いも分かった。帰りは車の芳香剤の匂いが分かった。家に帰って牛乳を飲んだら嫌いな味が戻って飲めなかった。味噌汁の出汁と野菜の味が分かるようになった。猫のトイレは臭いが分かって息を止めて掃除した。からだがふわっと軽くなったと喜ばれました。
訳あって月に1回しか来院出来なかったので、その間の経過を毎週FAXで報告してもらいました。
治療直後味覚嗅覚とも8割になり、2日後4〜5割に戻り、その後は朝7割、夕4〜5割の状態が続き、1ヶ月後2回目の治療を行い、自宅でもうなじと合谷(ごうこく)に千年灸をすえてもらう事にしました。
治療後3日目で味覚は9割、嗅覚が7割5分、7日後に味覚は10割に回復しました。嗅覚は施灸の度に鼻の通りが良くなり徐々に回復し、4週後の3回目の治療で9割5分となり、その後8割まで戻ったので、渡しておいたコリスポット(ツボ刺激の粒)を迎香に貼り始めたら、1週間で嗅覚が10割に回復しました。
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令和六年元旦
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30代女性
2日前から頚が痛くて動かせず仕事が出来ない。じっとしててもズキズキして、ピーンと痛みが走る事もある。物を飲み込むのも痛い。整形外科でレントゲンを撮ってもらったら、前の方の骨がギザギザしてると言われ、薬を処方され、電気をかけたが良くならない。シップもアイシングも返って痛くなったので鍼で何とかして欲しいと来院されました。
若干熱っぽく、頚はほとんど動かせない状態で、首から肩にかけてどこを触っても酷く痛がり、どの筋肉もビンビンに突っ張っていました。これは単なる頸椎症や寝ちがいではありません。飲み込み痛があること、レントゲンで頚椎の前方にギザギザしたものが写っていることから、長頚筋(ちょうけいきん)に石灰が沈着したのだろうと推察しました。
長頸筋は頚椎の前面に張り付いている筋で、気管と食道の裏に位置するのでほとんど触れません。そこにカルシウム塩が沈着して炎症を起すと、急な後頸部痛、頸の運動制限、嚥下痛などを発症し、発熱することもあります。消炎鎮痛剤を飲んで安静にしていれば1〜2週間で改善するとされていますが、詳し説明もないまま薬だけ渡されても、痛みが治る前にパニックを起してしまいます。
来院された時は炎症がピークのタイミングだったようで、ただならぬ痛がりかたでした。こんな時は先ず背中にお灸をすえてから頚の筋肉を手で優しくマッサージし、最後にごく浅い鍼で頚周囲の筋の緊張を緩め痛みを減らします。
病気の詳しい説明と、もうすぐ痛みのピークは過ぎることを話して安心させ治療を終えました。
三日後にいらした時には痛みは8割軽減して仕事にも行けてました。
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70代女性 腰痛
「昨日ガーデニングの土を運んだせいでしょうかねー、午後から腰が重苦しくなったんですよ。なので、腰に湿布を貼って、その後ホッカイロを当てたら少し良くなったので、おとなしく横になっていたんですけど、夜中にズキンズキンと痛くなって眠れなかったんです。以前母がお世話になっていたのを思いだして来てみました。」
と言って70後半の女性が来院された。6年ぐらい前から長く立っていると腰が痛くなる事はあったがこれほど痛くなったことはないという。
腰掛けていると右腰が痛く、横になっている方が楽で、足の指も何となくしびれると言う。右腰を触ると、一箇所だけグリグリと硬いところがあり、そこが痛いと訴える。神経が圧迫されている所見は無いので筋肉の炎症をホッカイロで暖めて煽ってしまったようだ。
本人が硬くて痛いと訴える場所は、腰椎の横突起(おうとっき)つまり、骨だ。
腰の緊張を解くように鍼をしたらそのまま痛みは楽になり、11日間で4回治療して治った。
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60代 男性
1年前登山をして、急斜面を下る際に膝が痛くなった。
以来正座が出来なくなり、2ヶ月前から椅子から立ち上がろうとすると、右膝の外側がビーンと感じて力が入らなくなった。
左足で立ち上がってしまえば何でもなくなる。
また、長く運転していると右脚の外側が苦しくなり、脚を伸ばすと楽になる。
O脚のせいかと思って1ヶ月前からスクワットやストレッチをしてみたが良くならない。
と言って来院されました。
太ももの外側にある幅の広い帯状の靱帯が、膝を曲げ伸ばしする際にこすれて痛みを起す腸脛靱帯炎(ちょうけいじんたいえん)でした。
立ち上がろうとするとき力が抜けるのは、痛みを感知した脳が、身を守るために脱力させる反射のせいでした。
2回治療して良くなりました。
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65歳男性
行事でテント張りを手伝ったせいか、昨日から背中と腰が痛くなったと背中を丸くして来院されました。
みぞおちの裏あたりが痛みの中心で、叩くと響き、押すと圧痛があって筋肉も凝っていました。
押して痛いところを中心に鍼を打ち、電気を流したら3回の治療で治りました。
58歳 男性
連日草刈り機で作業をしていたせいか右の脇腹の筋肉痛が取れなくなった。マッサージをしたが良くならないと言って来院されました。
やはりみぞおちの裏あたりの背中が痛くなっていました。背骨の際を丁寧にほぐしながら治療して6回で治りました。
この方は、その後も何度か同じ痛みを繰り返しては、鍼治療で治ったのですが、念のため整形でレントゲンを撮ってもらったら、
椎間板が薄くなって、背骨が側湾していました。
背骨には老化する順番があります。一番最初は赤い矢印のあたりの椎間板が変性しますが、60歳頃から青の矢印のあたりが傷んできます。中年男性に背中の痛みが増えるのはそのせいです。特に腕を上げた作業や、身体を繰り返しひねる作業は、青い矢印のあたりの背骨に負担がかかります。悪化すると痛みは脇腹からお腹まで広がります。
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11年来の常連さんから「癌と診断されたので相談したい」と電話が入りました。
他に患者さんがいない時間帯を選んで話を伺うと、2年ぶりに健康診断を受けたら便鮮血で引っかかり、再検査で大腸癌が見つかったとのことでした。
「どこかセカンドオピニオンを聞いた方が良いだろうか?どこに行けばいいのだろう?」と聞いて来ます。検査結果を受け入れられず、現実逃避をしようとしている様子でした。
「俺だったらセカンドオピニオンよりもすぐに切る」と私は即答しました。
「検査結果が間違いだったと言って欲しい気持ちはよく分かるが、内視鏡と組織検査の結果が間違っている可能性は低い。再検査に最短で1〜2週間かかる。仮に白と出てもそれで安心出来るか?白黒半々ならもう一度白の判定が欲しいと思うのが人情だ。で、さらに1〜2週間かけてもし黒と出たらどうする? 自分の気の迷いで一月近くも癌の進行を許したことになるんだぞ。そりゃあ地獄だぜ。わざわざ助かる確率を減らすよりも、一刻も早く手術するのがベストだよ。嫁さんはどう思っているの?」と聞いたら
「切ってもらった方が良いんじゃないかと思っているようだ」と言うので、「それで決まりだね」と答えて踏ん切らせました。
その後すぐに入院して内視鏡手術を受け、早期だったので少ない侵襲で済んだのですが、細胞診の結果抗がん剤治療が必要だと言われ気落ちして来ました。
そこで「あのとき迷わずに切った判断は間違っていなかったって事だよね。ここまでは早期発見早期治療で来てるんだから、あとは抗がん剤でダメ押しして万全を期すのがベストでしょ。落ち込んでいる暇はないよ。あなたを助けるためにドクター達はずっと最善を尽くしているんだ。あなたも免疫力を上げるために趣味に没頭しなさい」と発破をかけました。
それから8ヶ月後に腸炎で1ヶ月入院しましたが、退院してからは食事もとれるようになって身体もしっかりしました。
5年後、五十肩で治療に見えたときに、「先生あれから5年経ったじゃ」と言われました。ずっと不安だったのでしょう。「よかったね」と二人で喜びました。
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20年来の常連さんです。
先に紹介した肝臓癌の患者さんが当院のケアーに満足していたのを聞いていたので、自分が癌を疑われた時点ですぐに相談に来られました。
母、妹、夫を癌で亡くし、全て看取ってきた事から、現代医学に対する期待感は薄く、「自分は、唯々平穏に過ごして死ねたらいい」医者にも近寄りたくないと訴え、治療を懇願する娘達との対立に悩んでいると相談されました。
私に悩みを打ち明けた夜はぐっすり眠れ、その後医師からは「4日後に入院、1週間後に手術」と告げられたそうで、本人は「まだ手術が出来るだけましかもしれない。食欲が出てきた」と言っていました。
しかし、手術で癌は取り切れず、抗がん剤を試したが、副作用が辛くて断念し退院。頭髪が抜け、両手足のしびれが残り、主治医から「これ以上の治療はないから、また何かあったら来て下さい」と言われて終わりだった。お腹がすくが、食べ過ぎるとゲップが出て苦しいので、あまり食べられないと気弱になって来院しました。
私にとって二人目のターミナルケアーはこうして始まりました。
週一回のペースで治療を開始しました。
1診目:ゲップと手足のしびれに対して治療。
2診目:按腹と胃の治療を追加。
4診目:手のしびれは減ってきた。ゲップが多くて食べられないと訴える。「精神緊張による空気嚥下症だろうから、ゲップは気にせず食べなさい。胃腸はちゃんと動いているから大丈夫」と説得。
5診目:頭皮の刺激を追加。頭髪が戻ってきている。
6診目:食欲が回復し、髪も生えてきた。
7診目:便秘に按腹を追加。
8診目:前回の治療で通じがついた。
10診目:「2日便秘したのでもうダメかと思う」と言う。
11診目:便秘は癌で腸が塞がった為に起こると思い込んでいるのが判り、「下剤で通じがつくのなら、癌は大腸を塞いではいない証拠だ」と話すと、安心する。
12診目:「ムカムカして気持ち悪い」舌の乾燥が目立ち水分も制限しているようだ。背中を押すとゲップが出て胸苦しさが軽減した。お腹はちゃんと動いてる。好きなものをどんどん食べなさい。脱水気味だから水分も取りなさい」と指示を出す。
13診目:「調子悪くない」と。元気だ。
14診目:「通じいまいち、首が少しこる。もう少し食べたいけどちょっと怖い」と。頚肩背部の刺鍼追加。
15診目:「調子良い」と。やたら明るい。娘さんが付き添って来院されたので、「娘さんとしては、お母さんに何かをしてあげたい気持ちが強いだろうと思うのですが、どうか力を抜いて、いつも通りのやりとりを心がけ下さい。そうすることで、お母さんも、いつも通りの日常に戻れて疲れません。何が幸せってか突き詰めると、特別な日の連続ではなくて、安泰に過ごせる日常だと思うんです。娘さんが何か特別なことをしてあげたいと思うほど、お母さんはそれに答えてあげたいと思うもので、結局お互いの気遣いがお互いを疲れさせます。だから、いつも通りのやりとりを続けることが、一番安泰で幸せを感じられるものです。楽に行きましょう」と話した。患者さんも自分の思いを代弁してもらえた様子で大きくうなずいていた。以来家族間での緊張が和らいだようで、患者さんの落ち着きが増しました。
16診目:「落ち着いてきている」と言う。見た目元気。腫瘤はへその高さまで肥大化。
18診目:「しあわせだ。排便のすっきり感がないので漢方薬を出してもらおうかと思っている」と言う。お腹の箱灸を追加。
19診目:「一向に通じがスッキリしないのに通じに関係ない十全大補湯を処方された」と不満を漏らす。そこで、「正直お医者さんの目から見ると、今のお通じのコントロールはうまく行ってるんですよ。だからあんまり薬をいじりたくはないはずなんです。十全大補湯はからだの力を底支えして体調を良くする薬なので、直接お通じには関係しないけど、いろんな事を考慮して出してくれたうまい処方なんですよ。これは飲んでおいた方が得ですよ」とフォローしておいた。
20診目:吹雪の中でも毎週通い続けているので、「鍼はそんなに効くのかとタクシーの運転手に聞かれたので、私はものすごく助けられているのよと答えた」と話してくれた。ここまでで4ヶ月が過ぎた。
その後の4ヶ月間は、下剤が効きすぎると、外出しづらくなっていることと、頚や腰背部の痛みが気になること。お腹が徐々にせり出してきたことぐらいで、心身共に安定している。治療中の私との雑談は、病気のことを忘れていられるひとときとなっていました。
この時点で病院の産婦人科からは抗不安薬、十全大補湯、睡眠導入剤。胃腸科からは消化性潰瘍用剤、消化酵素複合剤、便秘薬、降圧剤、カルシウム剤、抗不整脈薬、降圧剤、ビタミンD補給剤が処方され、痛み止めや、抗がん剤などは処方されていません。
治療開始から9カ月、41診のあと膀胱炎で発熱し1ヶ月入院し、退院後は病院から訪問看護師を派遣して自宅でケアーする方針になり治療を終了としました。
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3日前朝起きたらグルグル回るめまいを起した。
病院で良性頭位性目まいと診断され、目まい体操を指導された。
3日間吐きながら頑張ったら何とか外出できるようになったので、来院したとのことでした。
目まいの他に目の疲れ、肩こりもありました。
1回治療したら、少しふわっとするぐらいまで治まり、肩が楽になり、食欲が戻りました。
3回の治療で良くなりました。
38歳女性 5歳、7歳、12歳の母
3日前に目まいと吐き気を起こし、病院の救急外来で点滴を受けた。
まだ目まいと肩こりが残っているので来院。
毎月頭痛と生理痛にも悩まされている。
1年前にも同じ事があった。
パソコンの打ち込み作業のせいで、頚肩がバリバリに凝っていました。
2回の治療で楽になりました。
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44歳女性 8歳、14歳の母
2ヶ月前に寝返りでめまいが起き、耳鼻科で良性発作性頭位目まいと診断され、薬を飲んでいるがまだ治らないと来院。
右下に寝るとめまいが起き、忙しいと気持ち悪くなるとのこと。
1回の治療で、すっかり良くなり、横に寝てもなんでもないと言うことで、2回の治療で終わりました。
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60代女性
1年前コロナワクチンの影響もあったのか、耳の中にヘルペスが出来た。
それは治ったものの、以来動くとフワフワする感じが続いている。
特に広いところを歩く時に不安感を感じる。
耳鼻科では、その内慣れると言われたが、未だに良くならず半ば諦めている。とのことでした。
別件の治療で来院して、そちらが良くなったので、ついでに相談されました。
治療法は一般的な目まいの治療に、脳の血流を良くする手足や頭のツボを追加しました。
1回でフワフワ感が半減し、5回治療して歩くのが怖くなくなり、
返って運動すると調子が良くなるようになったところで治療を終了しました。
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60代女性
除雪機で飛ばして硬くなった雪の山をスコップで崩したら、右肩と腕が痛くなった。
その内治るだろうと2ヶ月様子を見てたら手が後ろに回せなくなったと来院されました。
自力で腕を後ろに伸ばすと痛いものの、私が動かすと痛みが少ないことから、
肩関節後方の筋肉にダメージが残っているものと判断し、押して痛いところを中心に
鍼灸治療を施しました。
2回治療して調子が良くなり、5回目からは温法も加え、その後ストレッチ教室に行ってさらに可動域が広がり、
約週1回のペースで8回で良くなりました。
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20代男性
1年前にコロナにかかった。PCRが陰性になってからも集中力の低下、倦怠感や頭痛で起き上がれない日が続いた。目まいの漢方薬は効かず、鼻の奥を綿棒で擦る治療で倦怠感は無くなった。しかし、頭のフワフワ感が一日中続いて気持ち悪く、動く度に悪化するので休職しているとのことでした。
身体を診ると、頚肩がガチガチに硬くなって、頚が回せない状態でした。先ずはコリを解すところから始め、日中は枕に頭を付けて寝るのではなく、リクライニングの椅子で休むようにお願いしました。これは、最近分かった頭位性目まいを治める方法です。
効果はすぐに現れ、治療した晩から4日間は薬を飲まずにぐっすり眠れ、あたまもスッキリしたそうです。動作によるフワフワ感の悪化も無くなり、少し運動も出来たと言って1週間後に来院しました。
頚肩の凝りが和らぎ、表情も明るくなっていました。同じように3回治療したら小旅行に行けるまでに回復し、現在は職場復帰に向けたリハビリを開始しています。
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70代女性
1ヶ月前に突然グルグルと目が回って救急車で病院に運ばれた。
脳外科でMRI検査をしたが脳に異常は無かった。その後耳鼻科で診てもらっても三半規管に異常は無いと言われ、心療内科でカウンセリングを受けたが、様子を見ろと言われただけだった。
まだ頭がくらくらする。身体の動きが大きいと目まいが起きる。ショックを受けると右腕に力が入らなくなり、頭痛や目まいも強くなる。最近は人や物の名前が思い出せず思考力が鈍ってきた。と言って来院されました。
コロナの影響で夫の在宅時間が増えて怒鳴られることが多くなってから体調が崩れた。友人との気晴らしも出来なくなり一日中夫と家の中にいるのが苦痛でたまらないと言われました。
結婚は、夫婦のほどよい距離感が長持ちの秘訣なのですが、コロナ巣ごもりが、それを崩したようでした。ご主人は私がよく知る立派な方なのですが、今の時代ではモラハラ夫とラベリングされてしまうようです。ご主人にとっては普通の振る舞いも、過敏になった奥さんには凡てがハラスメントになっているようでした。
来院の度に奥さんの愚痴を聞きながら、5週間で7回治療して良くなりました。
鍼灸院はコロナ巣ごもりの時期に安全に外出できて、気晴らしと身体の治療が出来る貴重な逃げ場所になったようです。
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30代女性
2~3カ月前から、手足がビリビリチクチクするようになり、疲れやすくなった。
1カ月前にシビレが出て手も冷たくなり、手足に力が入りづらくなった。
今は膝が時々痙攣する。肩がこり、背中も痛い。
神経内科の検査は異常なし。整形でストレートネックと診断され、ビタミン剤と痛み止めが出たが効かない。
排卵日近くになると力が抜ける気がする。
3週間前、職場で全身にしびれが広がり動けなくなった。
検査しても悪いところは見つからない。
精神的なものではないかと言われたが、自分としては自覚はない。
ネットで見つけて鍼を試してみることにした。
月に2回ぐらいのペースで治療を受けた。
症状がゼロではないが、軽くなって体調は安定している。
疲れると症状が出るので、鍼で疲れをとっているのが良いのかもしれない。
落ち着いてきたので暫く鍼治療を休んだら、また体調を崩した。
今度はお腹の調子が悪い。医者から出される薬が合わず、返って余計な症状が増えてしまった。
そこでまた鍼治療を始めた。私のような身体は自然な治療法が合うのかも知れない。
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40代女性
上のものをとろうとして椅子から落ちて左肩を打った。
1カ月経っても腕を上げるのが痛い
医者に行って何をしたか聞かれるのも恥ずかしいので、その内治るだろうと、様子を見ていたら時間が経ってしまった。
「そんなに医者に行くのが嫌なら鍼に行け」と主人に言われた。
「鍼なんて怖いから絶対無理」と拒否ってたが、痛みが一向に良くならないので、諦めて受診した。
「ヒビ入っていないかなー」と疑われたけど、とりあえず3回治療したら痛みは大分減った。
けど、やっぱり念のためと整形に紹介されてレントゲンを撮ったらヒビは入っていなかった。
安心したら痛みがグッと楽になって1カ月半で治っちゃった。
鍼怖いと思ってたのに、治療した後からだが軽い感じがするので、月に1回身体のメンテナンスに通うことにした。
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高校生女子ソフト部
5カ月前に左のハムストリング筋を完全断裂して手術した。
今月に入ってようやく練習を始めたが左の腰が痛くて、左の膝裏の突っ張りも気になる。
まだ怪我したところをかばっているのかもしれない。
不安だったので、お父さんに相談して鍼を受けた。
鍼を打ったら腰はすぐに楽になった。
膝裏の突っ張りも減ったので、不安無く練習に取り組めた。
3回治療して良くなった。
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高校2年生女子 ソフト部
1年前から両足の前ももが痛い。
走ると悪化する。軽い肉離れが治りきらないようだ。
昨日も部活中に、きわどい球を捕って踏ん張ったらまた痛くなった。
歩いても痛い。これじゃ練習にならないよー。
チームメイトに相談したら、「私の肉離れ鍼灸で楽になったよ」って言われたので
受診してみた。
鍼は初めて。ちょっとドキドキ。
うつぶせで膝を曲げられた。前ももが突っ張って踵がお尻に着かない。
ダメージを受けた筋肉は、治る際硬くなるので、また傷めやすくなるんだって。
そこを鍼で解しながら治していくと再発しにくくなるんだと説明された。
鍼は全然痛くなかった。治療したら歩いても痛くなくなった。
2日後に2回目の治療を受けた。もう走れるようになっていた。
(#
患者さん目線です)
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妊婦
風邪引いて咳をし過ぎたら肋骨にヒビが入っちゃった。妊娠してて咳止めも痛み止めも使えない。コロナを疑って医者はまともに診てくれない。内科と産婦人科からは同じ漢方薬、整形からはコルセットが処方されたけど、咳は止まらないし胸の痛みは激しくなるばかり。
「助けてー」って母に泣きついたら、「鍼に行きなさい」って言われた。「怖いから嫌だ」って言ったら、「妊婦の痛み止めは鍼が一番よ。風邪も治るから早く行きなさい」って言われて、恐る恐る受診した。
えっ?医者よりちゃんと診てくれるじゃん。「喉が赤いのでうがいは日に何度もやりなさい。喉の痛みと咳止めのツボに千年灸をすえなさい。喉のイガイガを気にして咳払いするのはやめなさい。のど飴舐めて咳きを抑えなさい」とやるべき事を教えてもらった。
胸と背中に鍼を打たれて首と手にお灸をすえられた。
生まれて初めてだったけど、気持ちよかった。
鍼って痛くないんだ。お灸って気持ち良いんだ。
なんかホッとした。
数日で喉の痛みが減り咳も鎮まり、胸の痛みがぐっと良くなった。
仕事を休めなかったので、週末に治療してもらって3回で治っちゃった。
(#患者さん目線で書きました)
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JUGEMテーマ:健康
旦那さんの仕事が忙しく、帰宅が毎晩9時頃で、ズーッと頸が凝って苦しいと奥さんにぼやくようになりました。
さらに、ストレス喰いで体重も増え、このままだと倒れるんじゃないかと心配になった奥さんが強引に旦那さんを治療によこしました。
1週間前から右頸から肩にかけてゴリゴリに凝って、下も向けず、湿布を貼っても効かなかったそうです。ズーッと我慢していたのですが、一向に良くならないので、とうとう鍼を受ける事にしました。
細い鍼を刺して5分ほどで凝りが緩み、残った凝りは響かせながら丁寧にほぐしたら、治療直後に頸がスッキリし、身体が軽くなりました。
5日後2回目の治療をし、その6日後来院した時には辛さは8~9割減って、疲労も解消していました。
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肩こりにはいろいろなタイプがあります。
タイプによって治療法も変わります。
揉んでも治らないのは2と3のタイプです。
でも鍼灸は、この全てに効きます。
当院では、肩がこらない姿勢や養生法のアドバイス、
精神的なサポートも加えて、肩こりの予防と効果を長持ちさせるようにしています。
肩こりは、
などを誘発するので、肩こりの解消は、そうした症状の予防にもなります。
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JUGEMテーマ:健康
60代 女性
1カ月前にコロナにかかり、その心労で疲れ果てた。
めまいもあり、右を向くとぐらっと来る。頬が腫れっぽい感じがし、喉の奥が重苦しい。咳も少し残っており痰の切れも悪い。と言って来院されました。2回の治療で良くなりました。
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10代 中学生男子
3カ月前と2カ月前にコロナにかかり、その時は無症状だったのですが、12日前から腹痛と倦怠感が出現し、4日前に内科を受診しお薬を処方されたがよくならず、来院しました。
お腹と背中のツボに治療をしておうちでもお灸をすえてもらいながら経過を見たら、3回の治療でほぼほぼ良くなりました。
50代女性
コロナワクチンの注射の痛みが半年経っても取れない。腕を動かすと痛い。と言って来院されました。
大病をされていて、その治療中でもあり、より敏感になっている様子でした。
注射を打った所に圧痛がみられ、注射部位の炎症でファシアが癒着しての痛みが残っているのではないかと思われました。
身体全体の治療と共に、圧痛周辺に鍼をしたところ痛みは次第に軽減し、10回の治療で治りました。
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生まれてからずっと夜泣きが続いている。1才ぐらいから夜驚が加わり、2才から癇癪も起すようになった。
夜泣きは2時間ぐらい続きギャー泣きわめき、頭を打ち付けたり、あやそうとして触れると怯える。
保健師さんに相談したら、絵本を読んで寝かせる習慣を付けてスキンシップに努力しましょう。今だけなので我慢して様子を見てください。かかりつけ医から眠剤をもらってはどうですかと言われたそうです。
2才の子供に眠剤を飲ませる事にためらいを覚え、鍼で何とかならないかと思って来院したとのことでした。
お母さんからお話を聞きながらお子さんの様子をうかがうと、病的な様子は見られないので、本人が落ち着ける環境を整えてあげれば大丈夫だなと感じました。治療も嫌がらず、触らせてくれたので、先ずは夜泣きを誘発する行動を教えて、それをしないようにお願いしました。
所が状況は改善してくれません。親御さんと色々情報を共有しながら寝る場所や組み合わせなどいろいろ試して、ようやくこの子のこだわりが、リビングのソファーにあることが分かったので、先ずはソファーで眠らせてから部屋に運ぶようにしたら夜泣きが減り、2回ぐらい起きても、背中をトントンと叩いてあやすと眠るようになりました。4回の治療で終了にしました。
子供は、自分の気持ちを言葉にすることがうまく出来ない分泣いて主張するしかありません。夜泣きが起きたときは、丁寧な行動観察と子供の気持ちの言語化を図りながら、子供の意を汲む必要があります。
それぞれの子供に個性があるので、上手く行くツボを探すには、親と治療者の共同作業が必要になります。そうした作業を沢山やってきた私たちの経験をどうぞご利用ください。
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1歳6か月 女児
生まれた時からずーッと泣いています。最近引越しし、保育園に入園して環境も変わり、さらにコロナにもかかってしまい、この子にとっては環境の激変が続いたせいか夜泣きが激しくなりました。
特にこのひと月は母親が仕事に復帰したので、代わりにおばあちゃんに添い寝してもらっているのですが、夜中に何度も泣き出しては「ママ、ママ」と呼び、母親があやしてもそれを嫌がり、吐き戻すぐらいまで泣き続けます。おばあちゃんも眠らせてもらえず限界に達してます。
ネットで夜泣きを検索したらここがヒットしたので来ました。何とかなるでしょうか?と言った依頼でした。
お子さんに変わった様子はなく、おとなしく私の治療(数分お肌を専用の器具でナデナデする)を受けてくれました。いろいろと大人の事情が優先されての夜泣きだったようです。私からは子供の立場に立ったアドバイスをしました。
登園の際お母さんとの離れ際に泣くときは、子供の不意を突いて姿を消すようなことをせず、しっかり子供に話をして説得してください。「○○ちゃんは今日も先生とお友達といっぱい遊んでね。お母さんはお仕事に行って時計の針があそこまで来たら迎えに来るからね。そしたら今夜はハンバーグ作って食べようね。ご本も読んであげるね。お風呂も一緒に入ろうね。いいかな?いっぱい遊んでね。お母さんもいっぱいお仕事してくるからね」ってな感じです。
それでも嫌がるときは、子供の立場に立って、その心情を言語化してください。例えば、「○○ちゃんは、ママと一緒にいたいんだもんね。ママも○○ちゃんと一緒にいたーい。(ギューッとハグ)でも○○先生に抱っこされるのも好きなんだよね。○○君と遊ぶのも楽しいんだよね。じゃあママここで見ててあげるから大好きなおもちゃ持ってきて見せて。(好きなおもちゃを持ってこさせて褒めてあげる)いいねーじゃあママもお仕事に行って6時になったら急いでお迎えに来るからね、約束しよ。指切りげんまん」とこんな感じです。心の中で、必ずこの子は納得してくれる。と念じて話しかけましょう。テレパシーは何よりも強力です。
子供はぐずっても意外と説得に応じるものです。不意打ちだけはしないでください。そして約束は言い訳なしで必ず守ってください。子供が親の約束を信用できると思ったら、後追いはしません。「ママ、早くお仕事行きなさい。じゃあね。バイバイ」ってな具合に変化するものですよ。
それから、先におばあちゃんが添い寝してて、「ママ、ママ」と夜泣きが始まってからお母さんがあやしても、治まらないのなら、はじめからお母さんが添い寝してみたらどうですか?要は、この子が寝てくれるならお母さんも寝不足にはならないわけですよね。
もう一つ、子供は大きな音にさらすと興奮して夜泣きをするので、普段から静かな環境を保ってほしいんです。例えば子供の前では小声で穏やかに話す。テレビや音楽のボリュームを低めにする。あやしたり、遊ぶときは、子供が「キャッキャ」と声を上げるようなことはしないで静かに遊ぶといった具合です。これは夜泣きを治める重要なコツです。
果たして、この子の治療は3回で終了しました。ぐっすり眠るようになり、日中も穏やかでとてもお利口になりました。
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近年片頭痛発作が起こってしまってから飲んでも効く薬が開発され、賞賛を浴びているのですが、肩こりの段階で治してしまえば片頭痛を起すまでいかないので余計な薬は飲まなくて済みます。悪化してから効く薬よりも、頭痛を起きなくする鍼の方がずっと賢い選択だと言えます。当院でもそれを裏付ける症例があるので、いくつか紹介します。
Kさんは緊張性頭痛と片頭痛の混合型で、仕事が忙しくなると鼻すじや眼のふちに嫌な感じが出現し、休日には決まって顔と頭が強く締め付けられる痛みに変わり、嘔吐と下痢も加わって何も出来なくなっていました。ところが当院で鍼をするようになって、一年したらそうした発作は余り起さなくなりました。
Yさんは右の側頭部痛から、チカチカした光が見えてズキズキと痛くなり、匂いや音に敏感になるので暗い部屋でじっとして治るのを待っていたそうです。鍼治療をするようになってからは、毎日のんでいた薬なしで仕事ができるようになり、以前のような頭痛は起きていないそうです。
Fさんは、肩こりから頭頂部の締め付ける頭痛を起し、痛み止めを飲んでいましたが、鍼を打つようになってからは肩こりが無くなったので、頭痛が起らず痛み止めも要らなくなっています。
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夜勤が続いて疲れていたところに重いものを持ったら左の腰とお尻に痛みがビーンと走った。と言って治療に見えました。
当初は前にかがむと痛いぐらいだったので、腰に軽めの鍼を打って様子を見たのですが、2日後には立ってるのも辛い状態にまで悪化し、左足先を外に向けていると楽だと言います。
この足を外旋すると楽になるのはお尻の一番深いところにある梨状筋(りじょうきん)が緊張した場合に起こるものなので、梨状筋を緩めるように鍼を打ったところ痛みがとれ、10日間で4回治療して良くなりました。
政府系の発表は厚労省と内閣府のホームページを、専門医の忖度ない意見は岩田健太郎医師のブログを、医師達の本音は医療従事者情報サイトm3.comを参考にしました。
そして、当院として必要なのは、無症状の感染者が来院したとしても、他の患者さんやスタッフが感染しない態勢を作り、それを長く続ける事だと結論付けました。
定石として行われている問診や検温、手指の消毒、手洗い、マスク、手が触れるところのアルコール清拭、スタッフのワクチン接種はもちろんですが、飛沫ミストを効率よく屋外に排気し、屋内の空気を安全に保つ事と、患者さん同士を接触させない、スタッフがミストを吸い込まないなどの対策が必要です。
そこで、治療室を個室化して密閉度を上げ、各治療室ごとに吸気口を換気扇の対角位置に設け、換気扇の排気能に見合った換気時間を取って換気する。患者さんの使ったリネンはその都度交換し、触れた物は清拭する。スタッフは医療用マスクN95を着ける。一日に診る患者さんの数を減らし、待合室で患者さん同士を接触させないなどの対策を取り、これまで安全に診療を続けています。
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66才男性
シニアサッカーチームでプレーしている方が、腰痛を訴えて来院されました。
1年前ジョギング中にお尻に痛みを感じてから次第に悪化し、病院で検査を受け椎間板の痛みと診断され、痛み止めを処方されたものの良くならず、その後整体に通って電気かけ、ストレッチ、体幹の筋トレを続けて来たが変わらなかったそうです。
走ると腰に響き、歩いても痛いときがあるそうで、もう一度全力でダッシュしてサッカーをしたいと治療を請われました。
強い猫背で、姿が悪く、腰の一番下の椎間板が薄くなっているので、年齢的に全力疾走は難しいのではないかと思いつつも、ご本人の熱意が強かったので、治療を引き受けました。
腰とお尻に刺鍼して低周波を1Hzで5分、粗密波にして5分流す治療を2回して県大会に出たら準優勝したそうです。試合後もまあまあ動けて痛みは治療前の半分になりました。その後2カ月間で9回治療してオーバー65の東北大会に出て2試合走れたと喜んでもらえました。
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3カ月前ヒールの高いサンダルを履いて3〜4回お出かけをした。足に合わない感じだったが、おしゃれを優先して我慢していたら左のかかとが痛くなった。
以来、朝歩き始めの一歩が痛く次第に治まり、立ち仕事をしていると午後からまた痛くなってくる。整形外科で診てもらったら、骨は異常なし、炎症もないと言われ痛み止めを出されたが治らないので飲んでいない。電気も効かないと言って来院されました。
左のかかとが若干腫れた感じで、内側に圧痛がみられました。症状が長引いている理由がないかあれこれ尋ねたら、仕事中に健康サンダルを履いていることが分かりました。
そこで、健康サンダルの代わりにエアクッションのナースシューズを使ってもらう事にして、治療を開始しました。かかとにお灸をすえ、下腿の筋肉をほぐす鍼をしてから足底にテーピングをして歩いてもらうと痛みが減っていました。
ナースシューズが手に入るまで朝自分でテーピングが出来るように貼り方を指導し、週1回のペースで3回治療したらかかとの圧痛も無くなりました。その後はナースシューズを使ってもらう事でテーピングの必要も無くなりました。
注:踵の痛みは上記のテーピングに踵のテープを増やしています。
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鍼灸治療は全身的なツボを使って行いました。目の痛みは1週間で無くなり、2週間で口元の回復が始まり、発症から3週間とちょっとで治りました。麻痺が完成しきらずに回復に転じたので治りは早いほうでした。
肩はグルグルといくらでも回せて動きに制限はなく、肩関節には押して痛いところも見られませんでした。なのに、肩の後ろ側に痛みを訴えるので、丁寧に背中を探っていくと、ちょうど打撲した胸の反対側に当たるところに強い圧痛を伴うしこりを見つけました。
これがトリガーポイントです。
そこを解すように鍼を打ったところ、効果は劇的でした。2回治療して痛みは1割ぐらいに減り、4回の治療で1年苦しんだ痛みはすかり消えました。
こうした手のひらのしびれは手の使いすぎで起こるのが主で、この方の場合は編み物が原因のようでした。
使いすぎで張った腕の内側の筋肉を解し、手首の血流を良くするように治療し、夜間の手首の血流を保つために伸縮性のテープを手首に貼るように渡しました。
9日後に見えたときにはテープを貼ると痺れはでないようだが、数日分しかなかったので症状には波があるとのことでした。
いつもの治療と、4日分のテープを渡したところ、1週間後に見えたときには次第にテープを貼らなくても痺れがでなくなり、夜ぐっすり眠れるようになったと喜ばれました。
その後は草むしりなどで手を使いすぎると少し痺れがでるものの、すぐに治まるようになりました。
常に精神が緊張状態にあるので、頭に沢山の血液を必要とするため抹消の血管を絞って、いらないところに血液がとられないようにしているわけです。そのため、単に足を赤外線のようなもので外から温めても足の血管の緊張を解かない限り、温まった血液が足に流れ込んではきません。
足が冷たい上に常に足に汗をかいて濡れているような人は、かなり強い緊張症の人です。こうした人は足に熱を加えて温めようとすると、逆に足は汗をかいてカリカリに冷たくなってしまうのが特徴です。
無理に外から熱を加えるのではなく、精神の緊張を解きながら足の血管の緊張も解いていくようにするのがポイントです。
足は、やんわりと温め、揉んであげるのが効果的です。
汗でぬれているときは、乾いたタオルで汗を拭きながら、揉んで行きます。自分でやってもいいし、人にやってもらえればもっといいでしょう。こたつを使うと効果的です。精神の緊張と同時に足の血管の緊張も緩んできます。
また、職場に換えの靴下を沢山持っていき、靴下が汗で濡れるたびに取り替え足を乾かしましょう。これは敵面に効果があります。足の冷えは改善し、汗も減ります。ぜひお試しくだささい。
この方は緊張すると肩を前にすぼめる癖があり、胸の筋肉が硬くなって神経と血管を圧迫しやすくなっていました。
ご本人には肩を前にすぼめる動作を極力しないようにお願いし、、硬くなった胸の筋肉やその周囲を解すように鍼をしました。
4日後にいらしたときには自分が無意識で前かがみになっていたことに気がつき、姿勢に気をつけたら腕のシビレは取れました。
この方が坐骨神経痛で治療に見えたのが11年前でした。病院で打たれたブロック注射がかえって症状を悪化させたので鍼灸治療を求めての来院でした。
刺激に敏感な方だったので強い注射が合わなかったのでしょう。軽めの治療を重ねるごとに症状は軽快し、少し動いては悪化したところを治療で治めながら徐々に行動範囲を広げ、半年後にはほぼ元のように動ける身体に回復しました。以来コンスタントに治療を継続されています。
この11年間病気らしい病気もせず元気に多彩な趣味を満喫されています。コーラスは毎週2回の練習を欠かさず、定期公演でステージに登り、華道は免許皆伝、俳句、写真も習っています。
毎年頂く年賀状はご自分で活けた花を自ら撮影してプリントされたもので、大変手間のかかったものです。趣味を総合的に表現される意気込みと気力の維持に鍼灸治療を上手に使われていて、治療者としてもやりがいのある患者さんの一人です。
最近背中が丸くなってきたのに他の方と違って急速に腰が曲がって歩けなくなるような悪化を見ません。その秘密はコーラスにあるようです。お話によるとコーラスの先生が腹筋や姿勢を保つ筋力をしっかりと鍛えてくださるとのこと。また、年齢に甘んじない真剣な指導姿勢がこの方の心をいつまでも瑞々しく刺激してくれているのでしょう。
JUGEMテーマ:健康
30代男性
1週間前に信号待ちをしていて車に当て逃げされたそうで、頚の痛みと腰の痛みが出てきたので整形外科を受診し、早く治りたいので鍼治療も受けたいと来院されました。
頚や腰がピクっと痛むのが怖くて恐る恐る動いていました。所見をとると体のダメージより不安の方が強かったので、鍼のあと静かに動かさせて大丈夫なことを本人に確認してもらい、なるべく普通に動くようにお願いして初回の治療を終えました。
翌日には緊張もとれ普通に動けるようになっていました。頚の深いところに残ったこりを解したら頚の痛みはそれっきり治り、腰も後屈痛に低周波を流したら痛みが取れ、約2週間で4回治療して終わりにしました。
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1ヶ月半前に交差点で後ろから追突され、その直後から左頸に痛みを感じ気持ち悪くなった。整形外科でむち打ちと診断され、温熱療法や超音波治療を受けていたが、妊娠してることが分かり、治療法が制限されてから苦痛が緩和されなくなった。今は左の肩甲骨から左腕の付け根にかけて痛む。長く起きていられないので、仕事に戻れない。と困っておられました。
妊婦の治療には制限が多いものですが、注意事項を守れば、鍼灸は鎮痛や緊張緩和などに大変役に立ちます。事故と妊娠が重なったため、不安も強かったようです。お話をよく聞いて鍼灸治療を開始しました。
当初は1時間も起きていられなかったのですが、次第に起きていられる時間が延びてきて、治療開始から12日で職場に復帰し、ひと月後にはフルに仕事ができるようになり、3ヶ月間に16回の治療で良くなりました。夜間の左腕の痺れは、それまで使っていた低反発枕をバスタオルに変えさせたら治りました。
極意講座↓
月経開始と共に腹痛が激しく、市販の痛み止めを二シート使うこともある。生理と生理の間隔が長引く以外は不調なところは無い方です。
お腹や腰を中心に月二回くらいのペースで治療し、三陰交(生理痛の特効穴)にお灸をすえたところ、次の生理では痛み止めを二錠飲んでがまんできる程度になり、翌々月の生理には痛みを感じないくらいに過ごせました。その後半年間は治療しなくても痛みが出ませんでしたが、少し不調を感じたので再度来院し、二ヶ月くらいの治療で以前のような激しい痛みになることは無く過ごしています。
ここまで強くない生理痛なら三陰交に「置き針」をするだけでも楽になってしまいます。生理前一週間のところで、ツボに小さな針をバンソウコで貼っておくだけでOKです。千年灸を自宅ですえても良くなります。
腰に丸めたタオルを当てて寝るといくらか良く、腰痛ベルトをしてると楽だと言います。腰の緊張が強かったので、細い鍼で浅く刺して解したら、翌日には右足の痛みはなくなり左側に残りました。
3回治療して長く立っていると時々左太ももに痛みが出るぐらいになり、1ヶ月の間に5回治療して良くなりました。
「こんなところがすり切れるなんてめずらしいなー。足の外側に体重をかけるような癖があるのかもしれないなー」そう思ってご本人に尋ねたところ、愛用している健康サンダルのベルトの外側が少し切れて足がずっこける事が分かりました。
そこで、健康サンダルを止めてもらったら、足の痛みとしびれは起こらなくなりました。
腰痛で、病院に12日も入院し、退院3日後に鍼灸治療にみえました。初診の時は右の腰が時々ピクッと痛くなり、くしゃみや咳をするとひどく痛み、長く腰掛けてるのがつらい状態でした。
上体が左に曲がり,全身は非常に過敏で、ちょっとした刺激にも過剰に反応し、腰が触れない程でした。4日連続で治療して大分痛みがよくなり、出社できるようになりました。少しずつ体を慣らしながら仕事量を増やしてもらったものの、やはり疲労で腰痛は強まり、体も過敏になって思うようにハリが刺せずに苦労しました。
しかし、呼吸法を使う刺し方を編みだしてから、深いところの緊張がほぐせるようになり痛みがぐっと減りました。以来、週に一度から十日に一度の治療で半年後にはゴルフの練習に行けるぐらいまで回復しました。
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以前レントゲンでは背骨の間が狭いと言われていました。今回は腰と左下肢が痛く、動くと痺れるとの事でした。病院からもらっている痛み止めもあまり効かない程悪化していました。
暇があれば横になり、体重も減らすように指導して鍼治療を始めました。治療した日から痛み止めの効きが良くなった感じがして2週間で5回治療したところ痛みが2割ぐらいまで軽減しました。
その後は波があるものの痛み止めを減らしても大丈夫になり、治療開始から1ヶ月で痛みが治まり、痛み止めもいらなくなりました。
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30代 女性
3年前子供が生まれてから肩、背中、腰の痛みが悪化した。最近はめまい、頭痛も加わり、耳鼻科に通ってるがスッキリと治らない。休日ゆっくり過ごすと楽になり介護の仕事で悪化する。子供がまとわりついて離れず家事は抱っこしたままでやっている。トイレにも一人で行けない。仕事を辞めようかと悩んでいるということでした。
疲労からくる症状の治療もさることながら、まずは子供のまとわりつきを何とかしないといけないと考え、こんなアドバイスをしました。
「つきまとうのはお母さんが不意にいなくなる不安があるからなんですよ。これまで子供のつきまといを振り切るためにだまし討ちしを繰り返してきませんでしたか?しつこいつきまといはそのツケなんです。」
「三才ともなれば言葉が分かるので、トイレに行くならちゃんとそのことを話してトイレの側で待たせましょう。お父さんに預けて外出するときは時計を指して帰る時刻を約束し、帰宅時間を守って子供の信頼を取り戻してください。」
「さらに、普段からうっとうしい位のハグを繰り返せば子供は満足し、不安も解消してお母さんから離れて遊ぶようになりますよ。」と
結果は子供の説得が上手くいって次第に抱っこの時間が減り、身体の症状はコリをほぐすほどに楽になり、3回の治療で終了となりました。
雪片づけで疲れたせいか、一月前から左の腰から足にかけて重いと言って治療に見えました。時々腰痛を起こしては鍼治療で良くなっている方でした。
虚弱なタイプで、治療の反応も出にくく3回続けて治療してもパッとしませんでした。4回目にいらした時に食べ過ぎて胃の調子が悪いとおっしゃるので、胃のツボも加えたら次に見えた時には胃の調子が良くなり、その後まもなく腰下肢の重さも治ってしまいました。
腰に対する鍼灸を試みても効果が十分でない時は、身体全体の調子を整えるようなツボの取り方に変えてみると、自然治癒力が発揮されて腰の痛みも治まってくるものです。
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そこで整形外科で一週間後にMRI検査を受ける事になった。検査までの間治療して欲しいと来院されました。
2度にわたる麻痺の原因は、神経が一時的に圧迫された事をうかがわせるのですが、それがどこなのかがハッキリしないと、同じ事が繰り返されるという話をしたところ、「先生分かった!腰のコルセットだ!」と患者さんが叫ばれました。
「自分は側弯があるので、いつも腰にコルセットを巻いているのだが、この時はきつく巻いていたのを思い出した。」との事でした。おそらくはコルセットの前の縁がそけい部を圧迫して一過性の大腿神経麻痺を引き起こしていたのでしょう。
麻痺の原因も推察できたので、一安心して治療し、3日後には治療室に小走りで入ってこられました。残っていた麻痺もすっかり治って、MRIの検査を待つ間に問題は解決してしまいました。
四年前から腰が痛くなり、病院では骨粗しょう症(骨が薄くなる病気)と言われ、近所の医院で湿布をもらい、毎日電気かけに通っていたそうです。しかし、お家の人の話では、電気かけから帰った後のほうが痛がっている様子だったので、鍼灸治療を試してみてはどうかと、治療に連れて見えました。
当初骨粗しょう症として治療をしていたのですが3回やっても楽にならず、あらためて所見を診直したところ、椎間板症と呼ばれる中年期に見られるタイプの腰痛でした。年齢より腰のほうが若かったようです。治療方針を変えたとたん痛みが楽になり、歩くのに杖も要らなくなって夜トイレに起きるのが楽になったと喜ばれました。一ヶ月の間に9回治療して良くなりました。
葬式の手伝いで2日間立ちっぱなしの後、さらに立ち仕事が続いたら1週間して右膝が痛くなった。膝の内と裏側が重苦しく腫れた感じで、曲げると苦しいと治療にみえました。以前にも左膝の軟骨が減って痛くなり、注射を5本打って2ヶ月で治ったことがあったそうです。
少し太り気味なうえに、それまで座ってしていた仕事が一日中立ってすることになってしまい、治しにくい条件がそろった所からの治療でした。
ご本人がやせたいとおっしゃったので、食事指導とやせる鍼をしながら膝の治療を続けました。半月で5回治療して2キロやせ、膝の痛みも大分良くなり、2ヶ月で13回治療して4キロやせて膝の痛みもほぼ治まりました。
肩と肩かげが苦しくてイライラされてましたが、からだ全体の血行を良くしてのぼせを取り、首肩の緊張を和らげたところ治療直後から肩こりが楽になり、イライラがおさまりました。その後3回治療して肩こりもめまいも起こらなくなりました。
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雪下ろしをしてから腰が痛くなった。長く腰掛けてると痛みが増し、時々足もしびれる。と言って治療にみえました。身体を診ると、お腹がパンパンに張ってとても敏感になっていました。
これは無意識に緊張している人に見られる反応で、これが腰痛を長引かせている一因のようでした。呼吸に合わせて身体の緊張を解く鍼の打ち方で一週間に四回治療して大分良くなり、その後二回治療して腰痛は気にならなくなりました。
まず、週前半は産道の状態を出産に向けて改善する治療を、後半は子宮の収縮を誘発してお産に近づける治療をしました。といっても、お腹をどうこうする訳ではありません。鍼灸では内くるぶしや足先に良く効くツボがあるのです。
この方には分娩のことや、赤ちゃんにあげる母乳のことなどおしゃべりしながら治療を進め、お腹が硬くこわばるなど順々に起こってくる身体の変化をいっしょに確認していきました。
鍼灸は、母体と胎児に備わった分娩の自然な変化を誘い出すきっかけになるのです。そしてお母さんが自分の身体の変化を感じ、それが順調なお産の進み方であると理解できてこそ安定した効果を発現できます。
さてこの方は、検診日の前日にはおしるしがあり、お腹の張りが規則的になっていたことでお産の進行が確認され、検診日にそのまま入院ということになりました。夕方から本格的な陣痛となり日付が変わったころ分娩室へ入り、四十分程で2.900グラムの女児を出産されました。初産で以上の経過から判断すれば安産と言えます。
赤ちゃんのお誕生本当におめでとうございました。鍼灸師は直接出産に立会う訳ではありませんが、出産まで、お母さんの産む気持ちと、産む身体の準備をお手伝いさせて頂きます。
途中薬が切れて悪化したときもありましたが、6回治療した頃にはだいぶ症状は落ち着いてきて、社会人サッカーチームに入って試合に出るぐらいに回復しました。
この頃になると、祖父の事も慣れてきて余り心配しすぎないようになり、2ヶ月後には体重がさらに3.5キロ増え不安も消え10回治療して終了としました。
振り返ってみて、不安にさいなまれる彼をそのまま受け入れ甘えさせてくれた彼女の存在はもっとも強い支えになりました。
また、本人も病気に負けてダメになってしまうことを強く恐れ、自分で何とかしてそこから抜け出そうと頑張りました。
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一ヶ月前庭の手入れをしてから左肩と腕が痛くなり、病院に23日間入院して一旦良くなったのですが、退院後20日ほどして再び肩かげがチカチカ痛むようになって当院を受診なさいました。
いらした当初は首を前に突き出したままで全く顔をあげることが出来ず、腕のしびれと痛みで夜は薬を飲んでも目がさめる状態でした。首の骨が変形し、腕に行く神経を刺激するために起こるもので、入院治療の後でもこれだけの症状が出るのはかなり重症です。
しかし、初めての治療の後から痛みが楽になり、首の筋肉の緊張もゆるみ出し、3回の治療で夜も眠れるようになり、5回の治療で顔をあげて正面が見られるようになり、12回の治療で上を向けるようになり、それまで絶え間無く病めていた腕の痛みに波が出てきました。その後は週2回ぐらいのペースで治療を続け、2ヶ月ぐらいで痛みが半分にまで減りました。
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二週間前からテニスのし過ぎで右肩が痛くなった。腕を挙げると痛く、サーブで振り切った時肩の後ろに痛みが出る。明日大会なので何とかして欲しいと治療にみえました。
このタイプの痛みは、野球のピッチャーでも起きるもので、腕を強く振り切ったときに肩の後ろの筋肉が引き伸ばされて傷むためのものです。この日は鍼治療をして、翌朝試合に行く前に肩のテーピングをしたところ、痛みも少なく三回戦まで勝ち進めたと報告してくれました。
(試合直前に何とかして間に合わせる治療は当院の本意ではないのですが、ダメージが大きくなかったので、お手伝いしました。)
]]>4年前から、生理初日に陣痛のような痛みで起き上がれなくなり仕事も休むようになった。医者に特別な病気はないと言われ痛み止めで対処してきたとの事でした。
生理の周期は規則的だったのでホルモンバランスは悪くなく、生理の際に子宮が強く縮みすぎるのと、それに伴う吐気と脳貧血があると判断しました。
生理予定日の一週間前に来ていただいて鍼灸治療と三陰交(さんいんこう)に置き鍼を貼ったところ、生理痛が軽くて会社を休まずに済みました。次の生理前にも同じように治療して仕事ができる程度の痛みに軽減でき、その後4回目まで治療を継続して痛みはずっと軽くなりました。
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]]> それから4ヵ月後、背中のだるさが強くなって来院し、背骨のすぐかたわらにツボを取り直したところ背中のだるさも減りました。
さらに4ヶ月後仕事の忙しさから、胃の調子が悪くなり、(病院で食道炎、びらん性胃炎、過敏性腸炎と診断)血圧が160/110、脈拍も毎分百拍近くになったので、甲状腺を検査してもらいましたが異常は見つかりませんでした。
普通は頚動脈にある人迎(ジンゲイ)と言うツボに鍼を刺すと脈拍が遅くなるのですが、この方はそれに全く反応せず、大概毎分96
拍は打つので、夕方には身体がだるくなる状態が続きました。
治療開始から11ヶ月してようやく脈拍が治療に反応して遅くなりだし、それに伴って背中の痛みや胃のむかつき、頭痛などの愁訴がなくなる日がでて来ました。
体重も1年で6キロ減らし、全体的に体調は回復し、仕事で疲れると気が高ぶって脈が早くなり胃のむかつきや背中のだるさなどの症状が強まるものの、鍼灸治療をするとその場で脈拍が正常になり症状が取れるようになりました。