メニエル発作後長引くふらつきと頸痛

  • 2020.01.08 Wednesday
  • 15:10

50代男性
 

半年前にメニエル病で10日間入院した。その後3カ月間自宅で寝ていた。歩けるようになってから首の凝りが強まり整形外科を受診したら異常ないと言われた。しかし数日おきにふらつきが出現する。熱っぽさもあり、3カ月マッサージに通ったが効果がなかった。と言って来院されました。

 

赤ら顔で首と身体を一緒に動かす様子から、首の緊張が強い事が伺えました。病気になって以来酒もゴルフも控えていたそうです。

長年臨床に携わっていると、こうしたケースは一瞥して見立てが決まります。不安が残っているために起している症状だと言うことです。めまいを初めて経験すると、びっくりして強い不安を覚えるものです。自分の脳がおかしくなったのだろうと考えるからです。

 

しかし、メニエル病は耳の中のむくみが原因でグルグル回るめまいを起す病気なので、むくみを取ることで治ります。元を正せば自律神経の問題です。10日間の入院だったことから、それなりに症状が強く、治まるまでに数日かかったため本人の不安が固着したのだろうと思います。退院後3カ月も家で寝ていた事がそれを裏付けています。

 

赤ら顔で熱っぽいのも、首と身体を一緒に動かすことも全て不安の表れです。めまいが再発しないか、ずっと身を固くして伺っていたのでしょう。

 

治療の決め手は、思い込みを外すことです。これが成功すれば、極端な場合症状は治療をしなくてもその場で消えます。この方の場合は、鍼で首の緊張を緩め、身体に起っていることを解説し、本人の思い込みを正しました。お酒もゴルフも解禁して、徐々に元のペースに戻していくことを課題として1回目の治療を終えました。

 

3日後の2診目には身体の辛さは3割まで減り、ビールを飲んでも問題は起きなかったと報告してくれました。さらに3日後の3診目には、肩が張っている感じがする他は、今までで一番良い感じで、首の辛さもないとのことでした。

 

その後ゴルフの練習を開始し、5回の治療で終了としました。

 

 

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