交通事故による頚痛と腰痛

  • 2016.10.13 Thursday
  • 12:21

JUGEMテーマ:健康

 

30代男性

 

 1週間前に信号待ちをしていて車に当て逃げされたそうで、頚の痛みと腰の痛みが出てきたので整形外科を受診し、痛み止めの注射と電気かけをしてもらったが早く治りたいので鍼治療も受けたいと来院されました。

 

 頚や腰を動かすとピクっとした痛みが起こるのが怖くて恐る恐る動いている状態でした。慎重に頚と腰の可動域を確認し、所見をとってみましたが体のダメージはさほど強くなく不安の方が強いようだったので、患部の緊張をゆるめ、脳の興奮を押さえる鍼をしたあと静かに動かさせたところほぼほぼ動かしても大丈夫なことが確認できました。

 

 そこで身体のダメージは少ないこと。ピクッとくる痛みは心配いらないので怖がらずになるべく普通に動くことでどんどんよくなることをお話しし、初回の治療を終えました。

 

 翌日治療に見えたときには緊張もとれ普通に動けるようになっていました。頚の深いところに残ったこりを解したら頚の痛みはそれっきり治り、腰も後屈痛に低周波を流したら痛みが取れ、約2週間で4回治療して終わりにしました。

 

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 一般に交通事故の治療は長引く傾向にあります。理由として患者さんが被害者の場合、示談交渉の駆け引きや、加害者側の不誠実な対応などで心理的喪失感が強くなりがちだからです。安易に示談して後から後遺症が起こったら損をしてしまうという不安も影響しているようです。

 しかしこの方の場合はお仕事の関係もあってできるだけ早く治したいという希望が強かったので、こちらから心理的な影響を一気に外すアプローチができてあっという間の解決になりました。交通事故の治療では最速の決着でした。

 

診断のポイントはここ!

 痛みで動かせないのか、怖くて動かさないのかを見分けるのが大事です。怖くて動かさない場合はこちらが手を添えてゆっくり動きを誘導すると大丈夫だったり、他のことに気をとられているときは動かせたりするものです。たとえば頚が痛くて側屈ができない場合でも、腰の側屈をさせてみると頚はしっかり曲がっていることがあります。こうした矛盾を見逃さないようにします。

 

治療のコツはコレ!

 怖くて動かさないケースは緊張しているところに浅く鍼を刺して10分ぐらい置いておく浅刺置鍼が効果的です。刺す深さは数ミリです。刺す痛みを感じさせないようにするのがコツです。手背で指の間にあるツボ(腰腿点)に低周波を流したり、起きた状態で痛いところにチョンと鍼を乗せただけで可動域がぐんと広がるものです。

 

 こうして簡単な治療で可動域が広がることを本人に実感させてから不安を取り除くように説明をすると治療はうまくいきます。

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