耳の奥の痛み、耳閉感、耳鳴り

  • 2015.09.26 Saturday
  • 22:46
四十代女性

 
 一ヶ月前から耳が詰まった感じがして耳の奥がずきんずきんと痛む。シューとした音も聞こえ耳鼻科と脳神経科で診てもらったが異常はなく、治療も無いと言われたそうで、仕方なく市販の痛み止めを飲んでしのいでいたそうです。       

 二年前から同じような痛みが三回出ており、その都度耳鼻科で診てもらっても異常なしで、一ヶ月ぐらい放置してるといつの間にか治まってきたそうで、今回は長引いているとのこと。 これまでの経緯を踏まえてどこかに痛みの震源地(トリガーポイント)があるのではないかと探してみると、顎の下に押すと耳の痛みが再現出来る圧痛点を見つけました。そこに鍼を刺したところ耳の痛みが消えてしまいました。

 三日後も痛みは消えていて耳閉感と肩こりが残っていました。顎の下の圧痛は減っているもののまだ耳に響く点が残っていたのでそこに刺鍼しました。

 正月休みを挟んで二週間後耳閉感は減り、寝るときの耳鳴りと肩こりが残っていました。その後二回ほど治療して耳鳴りも気にならなくなりました。

 顎の裏側の筋肉に出来たトリガーポイントが耳の奥にズキズキとした痛みを引き起こしていたとは驚きでした。 

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診断のポイントはコレ!

耳鼻科的な検査で異常がないことは再三再四確認されているので、視点を変えて痛みの震源地が耳以外のところにあるのではないかと発想するところが最初のポイントです。

次に、トリガーポイント由来の痛みは、基本的には動作痛であり、かつ索状硬結と認知覚が出る圧痛の存在が決め手になります。耳に痛みを放散するトリガーが出来やすい筋としては内外翼突筋、咬筋、胸鎖乳突筋、僧帽筋などがありますが、実際の臨床は例外だらけなので、いろいろと発想を変えて探してみることも大事です。

この方の場合たまたま顎舌骨筋にトリガーが見つかりました。やはり決め手は認知覚です。押してみて同じ痛みが再現できるかどうか、または押してるところが自分の痛いところと一致するかどうかです。

格言

トリガーポイント療法はまだ確立していないので、自分なりにいろいろ試して見るべし。

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