耳の上の痛み

  • 2015.05.28 Thursday
  • 18:23
JUGEMテーマ:健康


70代女性

 


  
 5日前から左耳の上がズキンズキンと痛む。10年前にも同じ症状で病院に入院して治したことがある。その時は頸椎症と診断された。今回は耳鼻科で診てもらったが異常なしと言われ、痛み止めをもらって飲んでいるが効きが弱いので、市販の痛み止めも追加して飲んでしのいでいるとのことでした。

 耳周囲を押して症状が再現出来るポイントを探したら、後頸部で数カ所見つかったので、そこに鍼をしました。翌日来院したときには時々痛みを感じるぐらいまで良くなっており、頚の圧痛点の数も減っていました。

 同じように治療して5日後来院したときには痛みは無くなっていました。3回の治療で終了としました。

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診断のポイントはコレ

 耳の痛みは耳が悪い場合と耳以外に原因がある場合に分かれます。耳の病気としては、
中耳炎、外耳道炎、外耳道異物、鼓膜損傷、耳介軟骨膜炎、帯状疱疹などがあり、
耳以外の原因となる病気は、扁桃腺炎、副鼻腔炎、顎関節症、虫歯・歯槽膿漏、三叉神経痛などがあると耳鼻科関係のホームページに書いてあります。

 しかし、この方の場合は頸椎症がベースとなったトリガーポイントが痛みの発信源だったようです。トリガーポイントによる痛みの存在が現代医学で無視されているので、我々鍼灸師がそれを見落とさないで治療することは大事なことです。

 この方の場合事前に耳鼻科を受診しているので、耳鼻科疾患由来の痛みは除外できます。残りは顎関節症、虫歯、三叉神経痛の鑑別になります。耳痛以外の愁訴をチェックすれば診断は容易です。

 問診で以前同じ症状を治したときは頸椎症が原因だった事が分かっていたので、トリガーを探すエリアを頸部まで広げたら短時間で見つかりました。

治療のポイントはコレ

 トリガーポイントの治療は、ピンポイントな刺鍼に尽きます。鍼がちゃんとポイントに当たっていれば、置鍼時間は5分でも効きます。ひたすら正確にポイントに当てて認知覚(響き)を確認すればOKです。

 痛みが完全に消えるまでの時間にはばらつきがあります。複数のトリガーが重なっていたり、炎症や、こうやく性病変などが加わっている場合は、その場で結果が出ませんが、時間をおくと痛みは減っていくので、何が何でもその場で痛みを0にしようと無理をしないことです。

今回の格言

耳の痛みにもトリガーの存在を疑ってみよう

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