顎関節症  

  • 2015.08.27 Thursday
  • 12:09
JUGEMテーマ:健康
六十代女性

 二年前から右の顎関節が痛い。一ヶ月前から悪化して大きく口が開けない。歯医者に行ってレーザー治療を受けたら少し良くなった。鍼で何とかならないかと治療に見えました。

 口は指二本分しか開けられませんでした。下あごを左右に動かしてもらうと顎関節に痛みが出ました。初診では顎を動かす筋肉をゆるめ、痛みのある関節に鍼をしたところ少し楽になりました。

 二診目に腕のツボをあれこれ押しながら下あごを左右に動かしてもらい、痛みが減るポイントを探したら、肘の近くで二カ所見つかったので、そこに置き鍼をしたところ口の開きが大きくなりました。

 三診目は右顎関節に痛みが少し残っているものの、頚肩、頭の痛みは軽減していました。四診目には強く噛めるようになってきて口の開きもだいぶ大きくなってきました。最終的に一ヶ月とちょっとの間に七回治療して良くなりました。

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鍼が効く根拠はコレ

 MPS研究会でのやりとりで入った情報ですが、日本歯科大学附属病院総合診療科准教授  顎関節症診療顎関節症診療センター長の原 節宏先生の話では、 最近の海外の統計研究で、約8割の顎関節症が筋膜性疼痛が原因であるというようになり、さらに、世界的規模の学会で用いられる顎関節症の診断基準でも、もっとも遭遇する顎関節症の原因因子としてMyofascial Painがあげられたそうです。

 さらに、附属病院で診る年間1000名ほどの顎関節症例では、他の因子が絡んでいるとしても、主たる因子は筋膜性疼痛であることを経験しているそうです。

 近年ようやく日本の歯科医師も顎関節症の原因の多くが筋膜性疼痛であることを認識し始めているそうで、これから急送に顎関節症の原因の見直しが起こってくると同時に、鍼灸による治療の根拠が裏付けられるようになるでしょう。

 この症例の面白いところは、顎関節に直接影響する筋への治療だけでなく、顎関節の痛みが減るポイントを上肢に求めて治療が成功している点です。歯科の世界はようやく筋膜に注目し始めましたが、鍼灸師はそれを通り越して、中枢感作に対するアプローチも使って治療しています。

 当院のブログも自ずと顎関節症の治療例が多いのは、それだけ良く効くからです。鍼灸師の皆さん自信を持って治療に当たってください。

今回の格言

顎関節症は鍼で治る
 

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