高血圧

  • 2015.08.03 Monday
  • 00:14

72才 女性 
当院とのお付き合いは十年になる常連さんです。肩がこる、手がしびれる、頭が痛い、眠れない、動悸がする、おなかの調子が悪い、めまいがするなどなど、調子が悪くなると治療にみえます。たまに何かの拍子で血圧が高くなることもあります。

普段は130台なのですが、疲れたり、心配事があったりすると一時的に高くなるようです。そんなときは決まって頭の後ろが重くなると言います。しばらくすると治まるのが多いので、内科でもすぐには薬を出さず、様子を見ることが多いようです。

とは言っても患者さんにとっては重い頭も何とかしてほしいのが本音です。そんなときは鍼灸治療が役に立ちます。疲れや緊張で一時的に高くなっているものなら、鍼を打つとその場で正常に戻ります。この方も二回治療して頭重も血圧も良くなりました。 

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診察のコツはコレ!

血圧を正確に知るには血圧計で測ればいいのですが、鍼灸師たるものまず脈を診ただけで血圧がどのぐらいあるかを予測できるようになっていたいものです。努めて訓練すればかなりの精度で当てられるようになります。脱線しますが、体温も身体を触っただけでぴたりと当てられるように訓練しましょう。

さて、高血圧の脈には2種類あります。浮いて強く打つ脈と、沈んで弱く打つ脈です。後者の脈は一見低血圧と勘違いしやすいものです。これが高血圧の脈だと分かるようになればたいしたものです。

意外と自分の血圧を把握していない人は多いものです。必ず脈を診ておかしいなと思ったら血圧のチェックはしておくべきです。知らない間に血圧が上がっていたとか、元々血圧が高いのに、血圧の薬を飲みたくないために、医師の診察を避け続けている人もいます。愁訴が血圧由来のものかどうかを判断しておくことも必要です。

治療のコツはコレ!

頸動脈洞刺は血圧を下げる効果の高い方法です。頸動脈の拍動をめがけて刺鍼し、血管の表面に触れるぐらいのところで鍼を止め、拍動に応じて鍼が上下するのを確認して1分ぐらい置鍼します。これで、収縮期血圧が180以下、拡張期血圧が90以下ならその場で上の血圧を20から30下の血圧を10から15ぐらい下げることが出来ます。但し、これ以上の高血圧に対して行っても、返って血圧は上昇するようです。

血圧上昇による後頭部の鬱血と頭重感には刺絡が効果的です。こうした特殊な治療法の他にも血圧上昇に影響する因子を減らすように生活習慣を見直させたり、鍼灸治療によって精神緊張を和らげ、全身の血流を改善することで一時的な血圧上昇による愁訴を改善することが出来ます。

今回の格言
血圧は体調を診る重要な指標です。そのメカニズムを良く学び、鍼灸と養生指導でどこまでコントロールできるか、追求しましょう。


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