ホッファ病(膝蓋下脂肪体炎)とシンスプリント
- 2018.07.09 Monday
- 10:17
JUGEMテーマ:健康
中学男子陸上部(短距離)
1ヶ月前の部活でトレーニング中に両スネの内側に痛みを感じ様子を見ていたら、1週間前には左膝の痛みも出たので、
4日前に整形外科を受診した。
レントゲン検査で異常はなく、筋膜の炎症と診断されしばらく安静にしても痛みが続くならMRIで骨折がないかを確認すると言われた。日常生活は痛くないが、軽く走っても痛いので何とかならないかと親御さんに連れてこられました。
診察をすると軽いシンスプリントと膝のホッファ病を起こしていました。骨を叩いても痛みはないので疲労骨折を疑う必要は無く、スネの内側の圧痛も範囲が限られており軽傷と判断しました。過敏になった筋膜に鍼を当てて治療したところ、治療直後から走れるようになり、2回治療して大会に出場し、100mで自己ベストを出しました。
大会後は左膝の方が気になると言うので、それに対して3回治療して痛みはなくなりました。こちらは軽いホッファ病でした。膝の下にある脂肪体に微細な出血が起こり脂肪が硬くなって痛みを起こすもので、鍼灸治療とアイシングを施し、自宅では太もものストレッチと脂肪体の軽いマッサージをお願いしました。
練習の際は膝下にテーピングを貼ってもらうようにしてケアしたところ、練習を休むことなく治まりました。
- 膝、大腿、股関節のスポーツ障害
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