パニック障害から抜け出すコツ

  • 2018.03.06 Tuesday
  • 13:30

 

パニック障害の症状は、動悸、息苦しさ、冷や汗、胃の不快感、死ぬかもしれないという強い不安が突然発症し、しばらくすると治まるのを繰り返します。検査で異常が指摘されることはなく、病院にかかっても「どこも悪くない」と言われてしまいます。そうした発作を繰り返すうちに、「また起きるんじゃないか」という予期不安が強まって発作が起きた場所や状況を避けるようになり、次第に行動範囲が狭められていきます。常に強い緊張と不安に苛まれることになります。

 

最初の発作が大きいと救急車騒ぎとなりますが、大概病院に着く頃には症状も治まっており、「ああ、パニックね。どこも悪くないから帰ってね」的な対応をされてしまうと、本人は「死にそうだったのに取り合ってもらえなかった」と感じ、強いショックを受け、不安は高まってしまいます。「誰もこの不安を解決してくれない」と思い込むことでパニック障害が完成します。

 

最初の発作が起きたときに、本人の強い不安を理解し、再発防止のための適切な対応がなされていれば、パニック障害は完成しないと私は考えています。これは救急医療がパニック発作には十分対応できないことによる問題点でもあります。

 

パニック発作の患者さんが困り果ててたどり着くのが鍼灸院です。私も頻拍発作を患った経験があるので、患者さんの不安は良く理解できます。

以下は、 パニック障害から抜け出すコツです。


,泙瑳囲に発作をカミングアウトし理解者を作っておきましょう。発作が起きたときに事情を知っている人がいるだけで、安心感       が全く違います。
発作の最中も「これはもうすぐ治まる。必ず治まる。落ち着け」と唱え、楽な姿勢を探しましょう。膝を立てた仰向けや、うつ伏せ、うずくまるのもありです。

6瓩に気遣ってくれる人がいたら、「治まるまで側にいてもらえますか」とお願いしましょう。下手に救急車を呼ばれて騒ぎが大きくなるよりも見守ってもらう方が早く治まりますし、自力で治められたという自信につながります。この経験がパニックから抜け出す第一歩になります。

げ畍撞曚魑こすと身体がしびれて気が遠くなるので、鼻から息を吸って、すぼめた口からゆっくり息を吐きましょう。

シ杆ががちがちに緊張しているはずなので、頚肩を回してゆるめましょう。

θ作では絶対に死なない事を発作が治まった直後に自分にしっかり言い聞かせましょう。これができると、次の発作の時の落ち着きが良くなり、治まるまでの時間が短縮され症状も軽く済みます。これがパニックから抜け出す2歩目になります。
発作が出るのは疲れが溜まっているからです。マイペースを心がけ、心身を休めましょう。
鍼灸治療は心身の疲労とアンバランスを整えるので、パニック発作を起きにくくします。是非試してみましょう。

人の目を気にしすぎることもパニックを悪化させる要因です。わざと恥をかいて自分の心を慣らすのもパニックから抜け出すコツです。

 

パニック障害の治療はSSRI(抗うつ剤)や抗不安薬が処方されますが、丁寧な心理療法が施されることはまれで、身体的なアプローチが行われることはありません。しかし、鍼灸治療は脳,脊髄内のセロトニンやドーパミンの量を増やし、パニック発作で現れる諸症状を改善するので、効果的な治療法です。薬剤と併用するとより効果が高まり、薬の量も減らせる事も報告されています。

緊張症 

  • 2015.04.08 Wednesday
  • 10:08
JUGEMテーマ:健康
四十代男性

 

   眠りが浅く何度も目が覚める。足が冷えて顔がほてる。イライラする。手足に嫌な汗をかく。口が渇く。首筋が張る。単身赴任で今の店舗に店長として来てから特にひどくなった。と言って治療に見えました。

 脈が早く交感神経の過緊張状態でした。このぐらい緊張が強くなるのは重い責任とまじめすぎるご本人の性格が重なっているためのようでした。

 鍼治療をすると数日は緊張がゆるみ、手足の汗や冷えも減り、夜もだいぶ眠れるようになり、トイレに起きることも少なくなりましたが、無意識に身体に力を入れてしまう癖があるため、身体中の筋肉が硬くなり痛みを出していました。

 治療効果を長持ちさせるために置き鍼をしたり、筋肉疲労を解消するために吸い玉をしたり、温泉に入ってもらったりと、いろいろ工夫を凝らしながら毎週定期的に治療を続けて体調管理を行いました。

 また、認知行動療法を使いながら考え方を柔軟にする訓練を指導し、精神的な緊張を和らげるようにしました。

 結果として任期中の一年間体調を崩さず仕事も軌道に乗せることが出来て、無事に職責が果たせたと喜ばれました。苦手だった女性社員の労務管理も上手くこなせるようになり、いつの間にか[出来る上司]として相談事を持ちかけられるようにまでなりました。 

  転勤先でも鍼治療を続けたいとのご希望だったので、知り合いの治療院を紹介しました。

極意講座↓ 
続きを読む >>

胸の痛み

  • 2011.12.06 Tuesday
  • 00:24
九十代 女性   

 腰がたたまった様に曲がったおばあさんが息子さんに連れられて来院しました。腰と右のお乳の下が痛いと言います。問診を始めたら、ご本人が聞いてほしいことが山程あるらしく、まとまりがつかなかったので息子さんから話を聞いたところ、「三ヶ月前にベッドから落ちて腰椎の圧迫骨折を起こし二週間入院した。一ヶ月前に畑で後ろ向きに転んで四日間入院した。帰宅後一週間して右胸が痛くなり痛み止めをもらったが良くならない。立ち座りの際に腰も痛い。」と言うことでした。          
 

 腰から半分に折れたように曲がっていて、歩くのに頭が逆さになっている状態で、肋骨も骨盤の中に食い込んで身体を支えている形で、これでいったん背骨や肋骨を傷めてしまうと、簡単には痛みは取れないだろうなと言う印象を持ちました。               

 ところが背骨や肋骨に骨折があれば叩くと強い痛みがでるのに、それが無く、肋骨に軽い圧痛がみられるだけで、ご本人の不穏な興奮ばかりが目につく状況でした。  
 「おかしいなー。腰はそんなに悪くないし、胸の痛みの原因がはっきりしないぞ」と思いながら痛いところに鍼をして様子を見ることにしました。              
 

 ところがその六日後、胸の痛みがさらに強まってかかりつけの内科で診てもらったら、「年の割に元気だ。一ヶ月しても治らなければCTを撮りましょう」と慰められ、もらった湿布で皮膚が負けてしまったと胸を真っ赤にしていらっしゃいました。                   

 このときはじっとしていても胸の痛みが襲ってきて「痛い痛い!先生早く何とかして!」とパニック状態でした。痛みの様子から炎症があるのではないかと思い、胸を冷やしてみたら次第に痛みが落ち着いてきたのでそのまま横に寝させ、痛みを訴える肋骨と背骨の接合部に鍼をしたら痛みがだいぶ落ち着いてきました。            

 その間に、ご本人の話をじっくり伺ってその日の治療を終え、ベッドから待合室に向かう患者さんの姿を見て合点がいきました。右腕で杖をつくことで胸椎に負担がかかって起こる肋間神経痛だったようです。たたまった(....)腰を杖で伸ばして歩くので、腕と背中に強い負担がかかっていました。        

 そこで杖をつくのを止め、両腕を腰に当てるか手を膝の上に置いて歩くように指導したところ、一週間後には痛みが三割まで減っていました。その後三回治療して痛みは治まりました。          

 当初の興奮やパニックは自分の訴えを医者にきちんと聞いてもらえず、「検査では大して悪くないからそのうち治る。」式の対応で問題が解決しないために起こしていたもので、それが痛みを強めていたようでした。本人の話しに耳を傾け、日常生活動作に潜む原因を見つけ出したことで、不安や不信も収まり症状が良くなったようでした。
JUGEMテーマ:健康

パニック障害

  • 2008.09.15 Monday
  • 01:26
愛と喜びが脱出の鍵
20代 男性

3ヶ月前思い切りお酒を飲んで夜更かししたら気持ち悪くなってもどした。
このとき同時に過呼吸になったのがきっかけで、その1ヶ月後にまた過呼吸発作を起こし、今月は2日に1回の割で動悸、過呼吸の発作を繰り返してる。微熱が続き、抜け毛も目立ってきた。

発作は静かにしていると5分ぐらいで治まる。内科で診てもらったが血液検査に異常はなく安定剤をもらっている。それを飲むと症状は少し軽くなるが疲れると悪化する。医者からは自律神経失調症だと言われた。

身長167センチで体重が46.5キロとかなりやせが目立ち、初診時体温が37.1℃ 脈拍が毎分84拍でした。かなり不安や焦りが強い印象を受けました。

幸い食欲が無いわけではなかったので、微熱を出してる分努めて多めに食べるように指示しました。また、自宅でも精神安定と食欲増進のお灸をすえてもらうことにしました。

初診から1週間後2回目の治療にみえたときには体重が50キロ、脈拍が毎分78拍、体温が36.5℃と改善してきました。

治療をしながら不安を強めている原因はなにか探っていくと、同居している祖父が病気をしてから急に歩けなくなり、ボケも出てしまったことに強いショックを受けたのが大きかったことが分かりました。

肉親の病気は自分自身の健康に限界があることを思い知らせる出来事になるため、人によっては強い不安材料になってしまうものです。
こうしたタイプのボケは一時的なので、いずれ良くなることを説明し、ぼけてるときの対処法を教えました。

また、サッカー好きなことが分かったので、身体を少し慣らすためにリフティングをしてみたらどうかと勧めてみました。それまでは、動悸のために激しい運動はできないと決め込んでいたので、リフティングぐらいなら何とかなるだろうと勧めてみました。

途中安定剤が切れて不眠、動悸、が悪化したときもありましたが、6回治療した頃にはだいぶ症状は落ち着いてきて、社会人サッカーチームに入って試合に出るぐらいに回復しました。

この頃になると、祖父の事も慣れてきて余り心配しすぎないようになり、久しぶりにサッカーをしたら、嬉しくなったと明るく答えてくれ得ました。
その後の回復はめざましく、治療開始から2ヶ月後には体重が53.5キロ体温が36℃になり、体調も良く不安も消えました。10回治療して終了としました。

振り返ってみて良かったことは、彼女の支えでした。
精神的に追い込まれ、不安にさいなまれる彼をそのまま受け入れ甘えさせてくれた彼女の存在はもっとも力強い支えになりました。
また、本人も病気に負けてダメになってしまうことを強く恐れ、自分で何とかしてそこから抜け出そうと頑張り、こちらのアドバイスによく従ってくれました。

最終的に病気から抜け出すきっかけになったのは、大好きなサッカーでした。サッカーをする喜びや楽しさがよみがえったとき、パニック障害は治っていました。

心因性の咳

  • 2007.12.03 Monday
  • 22:03
40代 女性

ひと月前から日中だけ咳が出る。内科(胃腸科)で気管支炎と診断され投薬と点滴するも変らず、約1週間で医者を替え、次の内科(循環器科)では抗生剤をもらうも効かず、さらに1週間後別の内科(循環器科)で血液検査をしてもらったが喘息やアレルギーの反応は無いといわれ、さらに10日後の今日、呼吸器科でレントゲンと血液検査を受けても異常なく、咳止めをもらったが咳は止まらない。最近は微熱があり、36.9度〜37度ある。鍼灸で何とかならないかと治療に見えました。

待合室から聞こえる咳は、痰の絡みがなく、喉がいがらっぽくて気になるために咳払いをしつこくしている様子でした。以前にも同じように風邪から咳だけが残り、麻薬系の咳止め薬を飲んでも効かなくて、いつの間にか治まった経験があるとのことでした。

ひっきりなしに咳払いをしており、体温は37度1分あり、呼吸音は全体に少し荒い感じでした。元々神経質な人が風邪を引いて咳き込んだあとに喉のイガイガ感だけが残り、それを取ろうとして咳払いを繰り返すうちに癖になって止められなくなるケースがあります。私自身もたまに経験するのですが、これを治すコツは、精神的な緊張を和らげ、首肩の凝りを解し、咳を暫くしないように我慢してみることです。

微熱があるとどこかに感染が起きているのではないかと思いがちになりますが、意外と精神的なことでも微熱が続く事があるし、起きている間中ひっきりなしに咳払いをしていることで体温が上がってることも考えられました。

こうしたことを患者さんに説明し、首肩の凝りを解し緊張を和らげるように治療をして、治療の間から咳を我慢するように指導しました。

治療が終わるころいはそれまでひっきりなしにやっていた咳払いがなりを潜め、ご本人は翌日飴をなめたり水を飲んだりして咳をするのを我慢したらそのまま咳が止まり、それっきり治ってしまいました。

ショックと症状

  • 2006.03.22 Wednesday
  • 22:55
ショックと症状

時々腰痛で治療に見える大工さんが今回は左の腰がミリミリ苦しいと言ってやってきた。午前中足場から落ちそうになって尻餅をついたと言う。検査してみてもそれほど悪くはないのに、しきりに腰の苦しさを気にする。

変だなー、何か心に引っかかっているものがあるのかなーと思ってこんな質問をしてみた。「尻餅をついたときどんな気がした?」すると、返ってきた答えは「死ぬかと思った」だった。

そこで「誰か見てたが」と聞くと、一緒に仕事をしていた父親が見つけてくれたと言う。「父ちゃんはその時なんて言った?」と聞くと答えは私の予想通り「何してんなだ。ばーが」だった。これで私のなぞが解けた。

結果的には単なる尻餅をついたに過ぎなかったものの、大工さんの中ではヒヤッとして肝をつぶしていたのだ。そのショックでしばらく立ち上がれなかったところにかけられた言葉が「何してんなだ。ばーが」だった。これでは恐怖に凍りついた心が癒されぬまま残ってしまっても無理はない。それが腰痛をこじらせていたようだ。

身体の緊張をほぐして腰の治療を終えてから、家内に会計のときに大工さんをいたわる言葉をかけてくれるようにと陰で頼んだ。「○○さん大変でしたねー。びっくりしたでしょう。無事でほんとに良かった。怖かったでしょう。」と言って彼の気持ちを解してもらったのだ。

大工さんは恥ずかしそうにしながらもその時の怖かった思いを家内に話して帰っていった。翌日治療に見えたときにはすっきりした顔で朝起きがけ右の腰が少し痛かったぐらいで楽になったと喜んでいた。

続きを読む >>

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>

selected entries

categories

archives

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM