アドバイスが効いて眠れるようになった不眠

  • 2015.04.08 Wednesday
  • 10:23
八十代女性 

 一ヶ月前から寝付きが悪い。眠剤を飲んでも三時頃まで眠れない日もある。息子夫婦とのトラブルが原因だと思う。と治療に見えました。  

 来院時の血圧が210/100と高く、かなり興奮していて言葉の端々から憤懣やるかたないと言った空気がみなぎってました。ここは長年の経験から、恐らくお嫁さんの態度に対する怒りとそれに服従している息子さんへの憤りだろうと推察し、私の経験談を通して気持ちを切り替えるアドバイスをしてみました。  

 『鍼灸の効果を認めようとしない医者にどうやって認めさせたらいいか悩んでいると先輩に相談したら、「そういう医者は鍼灸が嫌いなんだよ。それは恋愛と同じで、自分を嫌っている人にいくら自分を好きになれと迫ってみても無駄なことで、自分に好意を持っている人と仲良くする方が賢いよ。」と言われてそれまでの悩みが吹っ切れた』という話しをしました。この方は飲み込みが早くて、私の意図をすぐに理解してくれました。治療後は血圧が180/90に下がり始めていました。  

 四日後来院した際は「あの日からぐっすり眠れるようになった。あれからあまり深く考え込まなくなった。」とおっしゃいました。その後五ヶ月間腰痛や肩こりなどに対する治療をしながら経過を見ましたが、ほとんど不眠を訴えることはありませんでした。



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目の奥の痛み

  • 2011.01.20 Thursday
  • 12:40

 60代女性


めがねを取り替えたらそれまでのものより重くて合わない感じがしている。
それをかけた始めたら右の頚と肩が痛苦しくなり、右目の奥にも痛みが出てきた。
と60代の女性が治療にみえました。

頚から肩にかけて何処を押しても圧痛だらけで、発汗が多く症状の強さが伺えました。
張ってる頚肩の筋の緊張を緩めるように鍼をしたら大分痛みが減りました。

2診目に左鎖骨の上の窪みが痛いと訴えるので、原因が何か探していたら、
大きなため息をつかれました。そのとき頚の前にある筋肉が強く浮き上がり、ちょうど痛みを訴えるところと一致しました。

これは斜角筋という大きく息を吸う時に使われる筋肉です。
どうも痛みの原因はため息を繰り返して筋肉を使いすぎたためのようでした。

何かため息をつかねばならぬ訳があるのか尋ねたら、堰を切ったように老人介護の悩みを打ち明けられました。ひとしきり胸につかえていた話を吐きだしたら、大分肩の力が抜け、ため息の回数も減ったようでした。

3診目には鎖骨上の痛みも減り、その後合わないめがねも直して当初の症状は治まりました。


 

後頭神経痛

  • 2009.01.26 Monday
  • 16:36
頸椎症から来る頭痛

2008年9月20日付けで「頭皮の痛み」と題した症例をご紹介しました。
突然やけどをしたような痛みを頭皮に感じ、頭を洗ったり髪をとかしたりするのが辛く横になると楽で塗り薬が効かず頸椎から来ている痛みと見抜いて治療して良くなった症例でした。
同じような症例をもう一つご紹介しましょう。

70代女性  
 
 肩こりと頭痛で治療にみえた方で、3日前から右後頭部が時々グーっと痛くなり、救急外来を受診してCT(恐らく頭)検査を受けても異常が見つからず、神経内科に紹介されました。でもその予約日まで待てなくて当院に治療を求めてこられました。鍼灸治療が効くのではと思った理由は、息子さんに肩を揉んでもらったら少し痛みが和らいだからでした。

 15年前に全身の痺れが出現し多発性脳梗塞と診断され、脳の血流を良くする薬をずっと飲み続けて痺れは気にならなくなっていたのに、最近また痺れが出始めていたことと、3日前からの頭痛が重なって脳梗塞が悪化したのではないかと不安に駆られ、救急外来の受診につながっていたようでした。

 救急外来でもそうした話をしたのでしょう。医師はまず怖い病気の方の検査を優先させたようでした。この時点で出されている痛み止めは不安の方が勝っていたので余り効いたようには感じていませんでした。問診と所見から頸椎由来の後頭神経痛だろうと判断して頚肩の治療をしたところ痛みの起きる回数と強さが減ってきて本人は痛み止めを飲まなくなりました。

 その後神経内科で頚のレントゲンを撮ったところ頸椎の間が狭くなって起こる神経痛だと診断され、新たに痛み止めをもらって飲んで症状はさらに良くなりました。鍼灸治療は6回で終了しました。
頭痛

後頭部痛

  • 2008.10.24 Friday
  • 09:52
30代男性

パソコンで仕事をしている。仕事が忙しくなると肩こりが強まり同時に頚もこり、頭痛が起きる。
主に後頭部から頭頂部にかけてガーンとした痛みが出てくる。こうしたことは慢性的に起きている。とのことでした。

かなり過敏な方で、身体を触診している間にも力を入れて緊張してしまうので、まずは緊張をゆるめる鍼から始め、非常に浅い鍼の打ち方をしました。

頭痛は1回の治療で治まり、3回治療して肩こりが7割改善し、4回の治療で肩こりが8割改善したので治療を終了しました。

病歴が長くなるとそれだけ治療回数も必要になります。

目の奥の痛み

  • 2008.10.24 Friday
  • 00:28
20代女性

朝からパソコン仕事をしていて、お昼過ぎに目の奥が痛み出し、両肩も重苦しいとその日のうちに治療にみえました。

頚のコリが引き金となって目の奥に痛みを誘発したようでした。

初めての鍼灸治療だったので、1ミリぐらいの非常に浅い鍼の打ち方をして
肩の緊張をゆるめ、痛みの元になっているところにだけ深いコリをほぐすように鍼をしたところ、治療直後に痛みは止まりました。そのまま良くなりました。

2回目に見えたときには目の痛みはなく、残った肩こりの治療をして終わりました。

治療を始めるのが早いと治るのも早いものです。

頭皮の痛み

  • 2008.09.20 Saturday
  • 23:02
頸椎症による頭痛

60代 女性

3年ぐらい前、ある日突然頭の皮が痛くなった。
火傷をしたような痛みで頭を洗ったり、髪を梳かしたりするのが辛い。
頭皮をいじると数日間はちくちくした痛みが強まるが、横になると治まり、夜痛みで目が覚めるようなことはない。

皮膚科で塗り薬をもらって塗ったときは少し良かったが、ビタミン剤は効かなかった。内科からは漢方薬をもらって飲んでいるが今もって治らない。
と言ことでした。

鍼灸院にはこうした原因がよく分からない愁訴を抱えた患者さんが来院します。ご本人の最初の話だけでは、何が起こっているんだろう?と首をかしげてしまいます。

でも、はり師の仕事はここからです。医者でダメだから何とかしてくれと頼ってこられているのです、どこかに見落としはないか、診断の思い違いはないか、視点を変えて見えてくるものはないかとわずかな可能性を求めて謎解きが始まります。

詳しい問診と所見を取っていくと、混乱した情報が整理され、原因が見えてくるものです。

この方の場合は、過去に交通事故で怖い思いをしていることや、そのとき頭痛を起こしていること、耳鳴りや目のちらちらする症状もあること、長年睡眠薬を使ってきたこと、などが重なり合って、頭皮の痛みの原因は脳の病気が隠れていてのことではないかと疑っていることが分かりました。

医者の検査や診断に内心納得できず、自分なりに不安材料を組み合わせてまだ見つかっていない病気を想像している患者さんは多いものです。この方の場合も潜在的な不安が症状を長引かせていたようです。

ただ、そうした不安を取り除いてあげたあとで冷静に症状を眺め、頸椎の問題ではないかと推察しました。

と言うのは、ちょうどその頃私自身も頸の痛みからひどい頭痛を起こしていたのがヒントになりました。頸椎症でも頭痛を引き起こすことがあるのです。

さらに、この患者さんは寝ていれば痛みは治まり、起きている時や、特に頭を洗うような動作で症状が悪化する事から、頸椎の椎間板に問題があって頭痛を引き起こしているのではないかと考えてみました。

頭を洗うとき必ずうつむくものですが、それが頸に負担なのかもしれないと思い、試しに頭をまっすぐにしたまま洗髪をしてもらうことにして頸椎症の治療を行いました。

5日後来院したときには朝起きがけの痛みが良くなり、シャンプーの仕方を言われたとおりにしたら痛みが少なかったとのことでした。
それから1週間後に見えたときは頭の皮膚は痒い感じが残っているものの痛みは無く洗髪もできるようになり、触っても痛くなくなりました。

頭痛肩こり

  • 2008.08.25 Monday
  • 09:51
頸椎症による頭痛

30代男性

パソコンに向かっての事務仕事のせいか、慢性的な肩こりがある。
また、忙しくなると肩こりが強まり頭痛も起きて吐き気までしてくる。
今回は数日前から右のうなじから頭の後ろにかけて痛みが出ている。
と言う訴えで来院されました。

頭をどの方向に動かしても右の首筋に痛みを訴え、肩は全体に緊張していました。
パソコンに向かう姿勢が悪いために頸に負担がかかって出た痛みと、精神的な緊張による肩こりが
合間っての症状のようでした。

身体全体の緊張をゆるめる治療と、頸のこりを解す治療で、頭痛はすぐに楽になりました。
2週間の間に4回治療して肩こりも良くなりました。

頸椎の問題で頸の筋肉がこり、そのこりが原因で頭痛が起きることは良くあることです。こうした痛みには鍼灸はとても良く効きます。

肩かげのコリ

  • 2007.12.18 Tuesday
  • 23:37
昔の人は「ケンピキ」とか「肩かげ」と呼ぶ場所があります。肩甲骨の内側のことです。

ここが凝ると、イライラが強くなり柱の角に背中を押し付けてごりごりいわせたくなります。強く押してもらうと痛た気持ちよくて、
「あーそこそこ」と思わず口に出してしまうものです。

ところが、そうやって強く刺激した後がかえって苦しくなってしまうのが困りものです。

この肩かげのコリを取るのは鍼の独壇場でしょう。ピタッと苦しいところに鍼を当てて響かすと、実に気持ちがいいもので、その後揉み返しなくスッキリします。

これは肩甲背神経(けんこうはいしんけい)と呼ばれる神経が首や肩の筋肉のこりによって締め付けられて起こるものです。原因となっている筋肉のコリが首の前や横、さらには肩甲骨の内上の角になるため、元を探すのにコツがいります。

また、解し方にも様々なテクニックがあり、鍼師の腕の見せ所になります。


肩凝りと頭痛と手のシビレ

  • 2007.11.29 Thursday
  • 17:46
30代男性

一年ぐらい前から左の肩凝りが強く、薬指と小指が少ししびれ、後頭部が重くなる症状が続いている。

脳波やCTの検査を受けたが異常は無く、安定剤をもらって飲んで眠れるようになったものの頭痛は変らなかったので、それ以上の服用はやめてしまった。マッサージを受けると10日間ぐらいはいいが再発するので鍼灸で治療してみたいとのことでした。

左の首と、肩(特に肩をすぼめる筋肉)がこっていて、仕事で力を入れるせいか両腕がパンパンに張っていました。

また、左肩をあげると肩の後ろが痛く、左を下にして寝る癖もこの痛みには一役買っているようでした。

パソコンの画面が明るすぎる事や机と椅子の高さも身体に合っていないようすだったので、画面を暗くして目に入る光の量を減らし、正しい姿勢で事務仕事が出来るように机と椅子の高さを調節してもらいました。

こうした症状の患者さんはまず、症状を慢性化させている原因を生活や仕事、癖などの洗い直しから探し出し、取り除くように生活の指導をするのがとても大事です。これが養生になります。

悪化させてきた要因を減らしたり取り除いておいてから治療をする事で、効果も出やすく繰り返す症状から抜け出す事も可能となります。
当院ではこうした養生をしっかり指導する事を大切にしています。

さて、首と肩のコリを解し、肩関節はアイシングも加え、腕の張りも解したところ2回の治療で肩凝りは楽になり、5回治療して頭痛と左肩を動かした時の痛みもよくなりました。

肩こりの鑑別法 5

  • 2007.11.27 Tuesday
  • 23:27
高血圧から来る肩こり

血圧が高くても肩はこります。特に急に血圧が上がったような場合は、肩の凝り感も強く出るようです。

大概後頭部が重い感じも伴うので、血圧を測ってみるとはっきりします。家庭用の血圧計で大丈夫ですから、まずは測ってみてください。(ご自分の気に入らない数値が出たからといって機械のせいにしないことです)

一般に高血圧と呼ばれるのは上が140mmHg以上。下が90mmHg以上と言われますが、もともと血圧が高めの人と低めの人ではこうした数値よりも、普段のご自分の血圧を基準にして見るほうが現実的です。これは目安ですが、上で30、下で20ぐらい高くなっていれば、調子が悪いなと感じることが多いようです。

結論から言えば、鍼灸で血圧を下げ肩こりを解消する事は出来ますが、血圧が高くなった理由をきちんとつかまえて、内科的にも必要な対処をしてもらいながら鍼灸治療も使っていくのが安全確実な方法になります。

血圧が高くなると、肩こりに頭痛も伴うため、脳卒中の不安が高まる人がいます。そこで脳外科に直行する人もいるのですが、それはあまり的を射た対象法ではありません。まずは慌てず血圧が上がった原因を探しましょう。

元々高くてお薬を飲んでいる方の場合は、お薬の飲み忘れが多いものです。最近調子が良かったから、もしくは薬が切れて貰いに行かないまま時が過ぎていたような場合は、まずお薬をちゃんと飲む事です。

お薬を飲んでいたのに高くなった場合は、精神的な緊張やストレスがかかっていなかったかを振り返りましょう。「あのせいかもしれないな」と気がつくだけでも気持ちは少し軽くなりますし、そうした情報は治療する側にも大変有用です。そのストレスがかかる状況が暫く続く事が分かっていれば、それなに対処して乗り切ることになります。

暴飲暴食、寝不足、過労も血圧上昇の原因になります。原因になることを片付けて、休養を取れますか?

お薬を飲むような血圧ではなかったのに急に高くなったときは、その原因が、体の変調からなのか精神的なストレスからなのか、働きすぎなのかはっきりさせる必要があります。

40歳以上の方なら、毎年健康診断を受けることになっていますから、その検査結果を健康手帳で振り返って見ると良いでしょう。血圧が高くなる基礎疾患には、腎臓の問題や、糖尿病、コレステロールなどが上げられます。そのあたりの検査結果は正常でしょうか?以前からそうした問題を指摘されたまま放置していたのなら、この辺でお近くの内科に相談されるのが良いでしょう。

血圧が上がったことで肩こりなどの自覚症状が出てくる事は身体を守る上で大切な事です。自覚症状が出た時点で冷静にご自分のそれまでの生活を見直しましょう。

さて、鍼灸治療ですが、上が180、下が90以下なら瞬時に血圧を正常化してしまいます。緊張を解し、疲れを取り、血行を良くするので、血圧が一時的に高くなって起こった肩こりにはとても効果的です。

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