触れない程くすぐったがりの腰痛

  • 2016.06.13 Monday
  • 22:22
四十代男性

 八日前朝起きるとき右腰がビクッとなった。上体を左に倒すと痛く背中も張って苦しい。 整形外科で椎間板が潰れているが神経には障っていないと言われた。

 湿布は効かない。うつ伏せが楽。急な動きや同じ姿勢を長く取るのが辛い。腰痛の度に医者から「痩せろ」と言われるが効果を感じた治療は無く、一ヶ月ぐらいで自然と楽になっていた。と言う話しでした。

 この方は極端なくすぐったがりで、腰を触ると飛び上がるのでツボも取れず鍼も打てない状態でした。また、痛みで軽いパニックになっているようでした。そこでミオラブと呼ばれる特殊な道具で硬く張った背中の筋肉をほぐし、鍼は皮膚の上に載せていくだけで差し込まない切皮置鍼(せつぴちしん)と言う打ち方を選びました。

 初診はこれだけで腰が軽くなりだいぶ動かせるようになりました。三日後来院した時には「ぐっと楽になった」とおっしゃって腰のくすぐったがり方もだいぶ減っていました。

 二回目の治療は深い病巣部に鍼を当てる事にしました。いわゆるトリガーポイント治療です。めいっぱい腰に力を入れさせた状態で鍼を刺し手短に治療を終えたら直後から腰が軽くなりました。

 それから二日後来院したときは八〜九割り良くなっていたので、筋肉の疲労を取るバンキー(吸い玉)をしてこれまでだれも手が付けられなかった腰の治療を完了しました。
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痺れを伴う腰痛

  • 2016.05.22 Sunday
  • 23:33
30代 女性


 
 2日前シャッターを開けようとかがんで力を入れたときビビーッと腰から左足に痛みが走り、それから少しして太ももの裏に痺れを感じるようになった。1年前にも座骨神経痛になり整形外科で湿布と痛み止めとコルセットを処方され、治るのに数ヶ月かかったので今回は真っ直ぐ鍼治療に来たとのことでした。

 左の腰とお尻に力が入り、左の腰が高くなって背骨が少し歪んでいました。身体を動かすと左の腰から太ももにかけて痛みと痺れが強くなるようでした。痺れが痛みの後に出てきていることから痛みで筋肉が緊張し結果として神経血管が絞められて痺れが出ているのではないかと推察し、まずは緊張した筋肉を緩めてみるように鍼をしました。
 
 2回治療したらだいぶ痛みが減り3回の治療で症状は5分の1に減って4回の治療で終わりました。

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重い物を持ったぎっくり腰

  • 2016.05.21 Saturday
  • 19:24
JUGEMテーマ:健康
50代 男性
 昨日30圓凌綯罐櫂鵐廚鮖ち上げてピクッと腰に来た。直後は大して痛くなかったので、スコップを使った作業をしていたら次第に悪化してきて今朝起きたら腰が伸びなくなっていた。と言って治療に見えました。
 腰に強い負荷がかかったタイプのぎっくり腰でした。発症直後はあまり痛くないのでついつい動いてしまい症状を悪化させるものですが、この方の場合もその典型的なケースでした。
 過敏になった筋膜に鍼を当てる打ち方で2回治療して傷んだ組織の修復を促し、3回目は極軽い刺激に変えて緊張を緩めるやり方にしたところ急激に痛みが減り腰が伸びました。4日連続治療して仕事に復帰できました。
 

おしりの凝りが原因の腰下肢痛

  • 2015.10.02 Friday
  • 23:21
八十代女性

 三週間前から右のお尻が痛く、次第に下肢から足首あたりまで痛くなった。病院の整形では腰から来ていると言われ薬を飲んで少し良いが治らない。接骨院に行って三〜四回マッサージをしてもらったが変わらず、最近は夜も痛くて眠れなくなったそうです。

 右足首の力が弱っている以外ヘルニアを疑わせる所見が無かったので、お尻を探ったら筋肉が硬くなってそれを押すと足まで痛みが響くコリを沢山確認できました。

 これがトリガーポイントと呼ばれる痛みの震源地で、周囲の筋膜も痛みを下肢にまで飛ばす元凶です。「腰からきている」のではなくて、「尻からきている」が正解でした。

 お尻の硬い筋肉をほぐすように鍼をして、すねも治療したら次第に痛みが減り始め、二ヶ月間で十二回治療して温泉に遊びに行けるまで良くなりました。

 当初カチカチだったお尻の筋肉も柔らかくなりました。途中、整形からモルヒネが出され、それを増量されたらふらついてびっくりすることがあり、以来薬はあまり飲まないで治しました。


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不安から来る腰痛

  • 2015.08.25 Tuesday
  • 20:59
50代女性    

 一ヶ月前から朝洗髪するため前屈みになると左下肢痛が出ると言って治療に見えました。診察してみると、さしたる所見がないので腰に負担がかかるような事をしていないか詳しく話を聞いてみました。最近体重が3キロほど増えたことや、介護職でおむつ交換が多いこと、孫や犬の世話もあり、家事負担も多く睡眠時間が少ないことが分かってきました。  

 そこで朝シャンを止めて睡眠時間を増やすように指示し、腰の治療をしたのですが、4日後に来院したときの話では、治療した日は良かったが、翌朝からは腰掛けるとズキンと痛みが走り、車の運転もつらい。夜間痛があり寝返りや寝起きも痛い。以前よりもひどい。すごく悪い。とかなり不安をつのらせての二診目となりました。  

 私の見立てではこうも悪化するような病態とは思えないことから、もしかして重篤な疾患を疑っているのではないかと聞き出してみると、13年前乳がんの手術とリンパ郭清を受けており、母親が癌による腰下肢痛を訴えていたこと、伯父叔母の大半が癌で他界していることなどから正直今回の痛みが癌から来ているのではないかと内心懸念していたと告白されました。以前鍼灸治療で同じ症状が良くなったことから今回も期待して来院したのですが、期待した結果が出ないためにいよいよ不安が増したようです。  

 思った通り癌の不安を隠し持っての来院でした。こうした方の痛みは単なる説得では解消しないので、まずは徹底した検査で懸念を払拭することが先決と判断して病院に紹介状を書きました。担当医はこちらの意を汲んでくれて患者さんの希望に添って出来る限りの詳しい検査を行ったうえで癌の再発はないと断言してくれました。お陰で患者さんの疑念と不安は解消し、何の治療もしないで痛みはきれいに消えてしまいました。


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刺絡(しらく)が効いた腰下肢痛

  • 2014.02.16 Sunday
  • 23:10
60代女性

 一ヶ月前しゃがんで左腰がピクッと痛くなった。その後悪化したので開業医を受診し痛み止めをもらって10日間寝て良くなってきたが、最近左下肢に痛みが走るようになり、トイレで息むと症状が強まると言って治療に見えました。

 下肢痛があると椎間板ヘルニアを疑うのが一般的ですが、実際には軽度のヘルニアとトリガーポイントによるものが多く、股関節の変形や臀部の筋痛も下肢痛の原因になります。

 この方の場合左の膝蓋腱反射がなくなっているものの神経伸展テスト(SLR)は異常なく、左に上体を倒すと左下肢痛が出現したので、腰臀部のトリガーを探しながら治療をしていきました。

 ところが、治療による症状の軽快は見られるものの一進一退だったので、腰に見られる血絡(深部にうっ血があると現れる表在血管の怒張)を刺して放血したところ痛みを忘れる日が出て来るようになり、一ヶ月で8回治療して良くなりました。

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骨粗鬆症の長期経過

  • 2011.12.19 Monday
  • 21:38
八十代 女性 

 七十代から腰痛を起こしては鍼灸治療で治してきた患者さんです。当初は働き過ぎによる腰痛でしたが、七十代半ばからは腰が曲がるための痛みになり、八十代に入ってからは骨が弱くなる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)による圧迫骨折(背骨が圧縮されるタイプの骨折)を何度か起こしました。病院で痛み止めが出るものの楽にならないので、いつも鍼治療を受けに来ます。この方の八十を超してからの腰痛治療の様子を紹介します。

 三日前から腰背痛が出ている。寝起きがつらいと治療に見えました。来院時は起きているのもやっとの状態でした。片麻痺で入院していたご主人が退院してくることになり、その世話ができるだろうかと心配されていました。三回治療したらトイレに立つのが楽になり、約一ヶ月の間に六回の治療で良くなりました。

 その一年半後、再び腰背痛で来院。やはり数日前から背中が痛く寝起きがつらいと言うことでした。ご主人のおむつ交換が負担になっていました。背骨を叩くと痛みが強く、圧迫骨折を起こしているようでした。ご本人はお嫁さんに負担をかけまいと、腰が痛くても動こうとするため、お嫁さんと私で動かないように説得しながらの治療でした。ほぼ毎日のように五回治療して寝起きの痛みも良くなり、その後間隔を開けながら五週間で十回治療して何でもできるところまで良くなりました。

 さらに三年後、一ヶ月前に尻もちをついたせいか最近腰痛が強まり動けなくなったと治療に見えました。背骨の二カ所に叩くと息が詰まるように痛い場所がありました。このときは治りが早く、二回の治療で痛みが大幅に減り、二週間で四回治療して治りました。   

 年をとったから治りが悪いと思われがちですが、同じように見える腰痛でも、原因によって治る速度が違ってきます。年をとったから治らないと決めつける必要はありません。治るものは治ります。

圧迫骨折による腰痛

  • 2011.12.13 Tuesday
  • 21:43
 七十代 女性 

 一週間前押し入れに布団をしまった時に腰がぎくっと痛くなった。整形外科でレントゲンを撮り、「骨は異常ない。痛み止めと湿布で様子を見ろ」と言われたが、次第に痛みが強くなってきた。寝起きは太ももに両手をついて身体を支えながらやっと立つがすぐには歩けない。トイレや食事で起き上がるのが辛いと治療に見えました。元々骨粗鬆症でお薬はもらっていたそうですが、腰痛はなく何でも元気にやれていたそうです。      

 背骨を叩くと飛び上がる程痛がるところが二カ所ありました。病院では骨は何でもないと言ったようですが、この場合圧迫骨折があると判断した方が患者さんの実態に合っていました。        息子さんに送ってきてもらって三回治療したものの、通ってくるだけで症状が悪化するのと、患者さんが家族に気を使い始めて一人でタクシーで通うと言い出したので、往診することにしました。六週間で十一回往診して痛みも治まり、二十分ぐらいの道のりを歩いて通ってこられるまでに回復しました。             

 少し話はそれますが、整形外科医は、この方の場合「レントゲンで骨は大したことはない」と説明しました。しかし、実際には骨粗鬆症による軽度の圧迫骨折を起こしていました。そのために、痛みが取れないことに不安を覚え鍼灸院を受診したわけですが、こちらから正確な病態を告げ、自宅安静を保たせ、日常生活の注意事項を教え、往診しながら長くかかる治療期間中患者さんを励まし続けてようやく治癒に導きました。ここまでしないと腰痛をこじらせて困った事態になる可能性がありました。というのは、圧迫骨折の場合、厳重な安静を取っても、痛みが引くのにかなりの日数がかかるため、治療にはそれなりの覚悟が必要になります。           

 しかし、病態を軽く説明されてしまうと、説明と現実のギャップに患者も家族も混乱し、トラブルになります。大概患者さんは不安から「痛い痛い」とヒステリックに痛みを訴え、家族は甘えているのだろうとまともに取り合わなくなり関係がこじれます。場合によっては、寝たきりへの恐怖心から患者さんが無理をして、こじらせてしまうケースも多く見られます。さらに、こうしたやりとりで孤独と絶望を感じ、「死にたい」と口にすることもあるのです。 安易に「大したことはない」と説明を済ませてしまうことなく、正確な病態説明と高齢者の心理に配慮した治療がいかに大切かを医者にも分かって欲しいものです。  

大腿神経痛

  • 2008.10.21 Tuesday
  • 23:08
70代 女性

3ヶ月前から右足の付け根(股関節)が突っ張り、次第に痛みが強くなってきた。病院の整形外科で診てもらい、腰から来ていると言われ痛み止めをもらったが良くならない。

寝てると良いが、起きて前屈みになると痛みが増す。歯磨きの姿勢が辛い。
と言って治療にみえました。

痛みの中心は足の付け根にあり、ご本人も股関節が痛いと訴えられるのですが、詳しく診ると足の付け根から太ももの前に痛みは広がっており、大腿神経痛を起こしていました。

股関節はレントゲン検査で異常が無い事がはっきりしていたし、股関節の異常を示す所見も無かったので、こうした場所に痛みを起こす神経の出口(腰)にツボを取りました。

また、痛い場所を揉んだりせず歯磨きを腰を伸ばしたままでやるようにお願いして治療を始めました。

1回目の治療から痛みが取れ始め、3回の治療で痛みは7割軽減しました。6回治療したところで草むしりができるようになり、杖をつきながら15分ぐらい散歩もできるようになりました。約2ヶ月の間に10回治療して治りました。

腰痛、足のしびれ

  • 2008.05.12 Monday
  • 12:09
40代男性

腰痛と両下肢の痺れを訴えて身体の大きい男性がやってきました。
仕事で運転する事が多く(一日200km近く)以前から腰痛はあったが、
一ヶ月前に紙の入った箱を運んでから腰が痛くなったそうで、

骨接ぎに行ってマッサージをしてもらうとその時は良いもののすぐに戻ってしまうので鍼で何とかならないかとの依頼でした。

腰に丸めたタオルを当てて寝るといくらか良く、腰痛ベルトをしてると楽だそうです。

一般に両下肢に痺れを訴えるのは、重症な場合が多いので、詳しく様子を伺ってから、神経学的な検査をします。

整形にかかったことのある人ならご存知でしょうが、ゴムの付いたハンマー(打腱槌、だけんつい)であちこちを叩いたり、筆で触ったり、足を上げたりすることです。

幸いこの方は、神経のダメージはそれ程強くはない様子でした。恐らくしびれは、腰の緊張から来た下肢の血流障害だったのかもしれません。

とても緊張症の人で、骨接ぎで筋肉が硬いと言われたそうですが、それは緊張して腰に力を入れていたせいでしょう。

腰を中心に細い鍼で、軽く緊張を解したところ、翌日には右足の痛みはなくなり、左側に残りました。

さらに治療すると、痛みは7割ぐらい軽減し、4回目の治療に見えたときには長く立っていると時々左太ももに痛みが出るぐらいになりました。

1ヶ月の間に5回治療して良くなりました。

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