長生きの治療

  • 2007.12.12 Wednesday
  • 00:45
2006年6月に99歳のおじいさんの話を書きましたが、その後無事に100歳を超えられ、毎週の鍼灸治療も継続されて、とうとう先日満101歳を迎えられました。

今も独りで歩き、何でも食べ、トイレも自分で行かれます。
大好きな晩酌も続けていらっしゃいます。もちろんボケもありません。

時々調子の悪い時は一日じっと寝ているとそれでちゃんと回復してまた元気になります。その回復力と気力は大したものです。

治療を通して感じるのは、長生きする人は血管が若く血圧が低めで安定している事。細かい事にこだわらず、マイペースなこと。好奇心が旺盛な事のように感じます。

こうした超高齢者の長生きのための治療で私が心がけているのは、身体の負担にならない刺激量を守る事。決まった治療を決まった間隔でコンスタントに続ける事。どんな調子の時でも出来る体操をリハビリとしてやる事です。

長生きの秘訣は規則正しいリズムです。だからそれに治療も同調させるのが肝心です。決まった曜日の決まった時間に、何があっても必ず伺っていつもと同じ治療を繰り返すのが大事になるのです。

それと、飲み込みのリハビリを毎回やることにしています。これはホントに効果絶大で、この方の長生きに大いに貢献しています。

次回は飲み込みのリハビリについてお話しましょう。

長生きの治療

  • 2006.06.23 Friday
  • 22:23
99才 男性 
 現在当院の利用者で最高齢は九十九才の男性です。すでに十年間毎週定期的に治療を続けています。当初は熱を出して首が痛くなったのをきっかけに来院されました。

 頸の痛みはひと月弱で減り、二か月で完治しました。その間食欲が出てお酒も飲めるようになり、足の運びが速くなって、それまでは二十五分かかっていた会社までの通勤が十五分に短縮されるなど、ご本人も驚く復調を見せました。

 こんなに効くのならぜひとも一族の最高齢記録(九十一才)を塗り替えたいので、定期的な治療で健康管理をして欲しいと頼まれました。そこでこちらとしては、かかりつけ医の治療内容を考慮しながら風邪の予防と胃腸を整えることを基本に、その時々の変化に対応ながら治療に当たりました。

 途中ぎっくり腰を起こしたり、飲みすぎて二日ほど入院されたこともありましたが、何とか風邪引きを防ぎながら初診から二年八ヵ月後にめでたく一族最高齢記録を更新されました。

目標を達成されたあとは体力が次第に衰えてきて歩行に手押し車を使うようになったのですが、これがきっかけで五十肩ならぬ九十肩を起こし両肩治すのに二年かかりました。九十五才頃は調子の悪い日(動作が遅くなったり、口数が減るなど)が時々出るようになったものの、それほど長引かずに元気でした。

 ところが昨年の暮れにお腹をこわし一ヶ月入院され、主治医からは飲み込みと消化力が弱っているので何があってもおかしくないと言われてしまいました。そこで私が退院後様子を拝見するとまだまだお元気だったので、是非冬の間治療をさせて欲しいと申し出て、体力を考慮した軽い治療を週二回出張して行いました。

 特に飲み込みの悪さに対しては、専門的なリハビリを施したところ、これがとてもよく効いて食事でむせることがなくなり、食欲が増して体力も回復しました。

 それからは治療の回を重ねるごとにできることが増え、春になる頃には何と歩行器も無しで歩くようになり、立ったまま洗顔をしたり、家人がいないときは電話に出ることもありました。

 現在は週一回の出張治療で健康維持を図っていますが、風邪っぽくなっても回復が早いと喜ばれています。今年の十一月には百歳の誕生日を迎えます。

常連さんの体調管理

  • 2006.06.22 Thursday
  • 22:00
 本格的な開業からはや十八年が経ち、当初おねしょで治療していた子が仕事疲れの肩こりで来院するようになった。そこでようやく鍼灸治療を長く続けることのメリットを常連の患者さんの治療を通して語れるようになってきた。

 ほぼ毎週定期的に六年以上通院されている方は十人位になるが、その中で最も長い方は十六年になる。当院の利用者の最高齢は九十九才でこの方も十年間毎週治療を欠かさない。皆さん元気に生活されている。これだけコンスタントに治療を継続される方たちはそれぞれに寝込んでいられない事情をお持ちだ。

 生きることに真剣な人たちの治療に長く携わりながら予防医学の真価を学ばせてもらえることは治療者としてありがたく、またそうした人たちの命を永らえるお手伝いができていると言う誇りを感じている。

 こうした人の症例報告は「何々が何回で治った」式には行かない。なぜなら病気の予防と体調管理が目的だからだ。そこでいくつになっても元気でこんなことができていると言った報告になる。

趣味と鍼で健康管理
        
85才 女性 
  この方が坐骨神経痛で治療に見えたのが11年前でした。病院で打たれたブロック注射がかえって症状を悪化させたので鍼灸治療を求めての来院でした。

 刺激に敏感な方だったので強い注射が合わなかったのでしょう。軽めの治療を重ねるごとに症状は軽快し、少し動いては悪化したところを治療で治めながら徐々に行動範囲を広げ、半年後にはほぼ元のように動ける身体に回復しました。以来コンスタントに治療を継続されています。

 この11年間病気らしい病気もせず元気に多彩な趣味を満喫されています。コーラスは毎週二回の練習を欠かさず、定期公演でステージに登り、華道は免許皆伝、俳句、写真も習っています。

 毎年頂く年賀状はご自分で活けた花を自ら撮影してプリントされたもので、大変手間のかかったものです。趣味を総合的に表現される意気込みと気力の維持に鍼灸治療を上手に使われていて、治療者としてもやりがいのある患者さんの一人です。

 最近背中が丸くなってきたのに他の方と違って急速に腰が曲がって歩けなくなるような悪化を見ません。その秘密はコーラスにあるようです。お話によるとコーラスの先生が腹筋や姿勢を保つ筋力をしっかりと鍛えてくださるとのこと。また、年齢に甘んじない真剣な指導姿勢がこの方の心をいつまでも瑞々しく刺激してくれているのでしょう。

冷えのぼせ

  • 2006.05.23 Tuesday
  • 12:24
54才 女性 
スーパーで包装やラベルつけの仕事をしているせいか、右の首肩から腕まで痺れて痛い。立ってると腰も痛くなり、ふくらはぎが張ってくる。足が冷たく顔がのぼせる。と言った症状を訴えて治療にみえました。

 それぞれに傷んでいる所の治療と、足の血流を良くするツボに鍼をした所、二回で冷えが楽になりだし、一ヶ月半で六回治療して全ての症状が無くなりました。

 その一年後、魚売り場で仕事するようになったら再び同じ様な症状が出て二回で良くなり、さらに一年後またもや同じ月に腰痛とふくらはぎの疲れで治療に見えて二回。さらに五年後に二回、二年後に二回と同じ様な症状が出ては鍼灸治療で良くなり元気に仕事をされています。この方の治療の決めては筋肉のコリをほぐし足の冷えを取ることでした。

旅行の前に鍼灸

  • 2006.04.30 Sunday
  • 00:10
83才 主婦
 六年前から調子が悪くなると治療にみえている方です。最初は食べ過ぎると右肩がこる感じがすると言って治療に来られました。二度治療して良くなり、その後は「庭木の剪定をして肩がこった。腰が痛い。風邪が抜けずに疲れが取れない。胃が悪い。腰が冷える。ふくらはぎがつれる。頭がふらつく。足がだるい。食欲が無い。便秘になった」などなど六年の間には様々な愁訴がありましたが、その都度治療にみえては数回で良くなるので、いつも旅行の前には鍼をうちにみえられます。治療して出かけると安心して楽しんでこられるそうです。 

 気にとめてみると、「旅行に行くから治療に来た」という方が意外と多いようです。そう言えば、二十才のお嬢さんで人気グループの米米クラブのコンサートに行く前に頭痛予防に治療にみえる人もいました。人ごみに入ると頭が痛くなるのが鍼治療をしていくと大丈夫なのだそうです。

 せっかくの旅行やコンサートも、調子が悪くては台無しです。鍼灸の常連さんはこうした効果をうまく利用されています。

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